始めに

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概念から説明が必要

 アスペルガーの受動型は、素直な人が多いそうです。自分から発信せず、相手に合わせるため、何かを言われると、染まりやすいらしく、合わせる人が良い人ならいいですが、悪い例を真似するケースもあるため、注意が必要です。
 「それをするのは、間違っている」と説明しても、なかなか理解ができないらしく、大変です。説明は、ものすごく時間がかかります。 一般的な説明で理解できる「周辺者」の場合は、大人になっていたら、説明は少なめになります。相手からの説明を受けて「わかった?」と聞かれると、ある程度、わかっていたら、聞き返さないし、「わからない部分もあるかもしれないけれど、とりあえずやってみるね。わからなかったら、聞きに行くから、よろしく」という、「周辺者」も多いですが、アスペルガーの受動型は、何も発信しません。わかったのか、わからないのか、本人もわからないそうです。そのため、ミスが多い場合は、「周辺者」は、時々、チェックする必要があります。

 アスペルガーは、受動型は空気は読めるそうです。でも、概念はわかっていません。積極奇異型は、空気も読めないし、概念もわかっていない。孤立型は、他人に興味はないし、概念もわからないし、聞くとこじれるのが怖いそうです。
 アスペルガーの場合は、細かい事情まで説明が必要なケースがたくさんあります。前に経験したことと違う部分があるのなら、そこの補足だけでよさそうに思えますが、前のことを忘れている場合も多いそうです。時系列で考えられないため、思い出してもらうためにも、それまでの経緯なども含めて、時間が許す限りは説明したほうが安全のようです。ただし、相手が聞く耳を持っている場合に限ります。
 積極奇異型は、一方的なコミュニケーションが多いので、「受容」段階まで到達していなければ、説明しても難しいそうです。受動型は、説明すれば、聞いているけれど、理解できないこともあるそうです。何度か、チェックをして、修正しながら進めたほうが安全のようです。
 孤立型の場合は、傷つかないように、やんわりと、徐々に教えたほうが、「当事者」が安心するようです。説明は、理解ができるまで何度もした方が安全です。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医