始めに

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人の振り見て我が振り直さない

 社会スキルの身に着け方は、色々あります。

・親、教師、兄弟、友達、先輩に教えてもらう。
・自分が怒られたときに、注意されたことを自分で考えて、自分なりの方法を見つける。
・部活などで、スポーツ、楽器、絵画などの上達方法を、覚えて、他のことに応用してみる。
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・ほかの人がやっていることを真似してみる。
・ほかの人が怒られているケースを見て、自分に置き換えて、考えてみる。

 などなど、他にもいろいろとあると思います。アスペルガー、ADHDは、社会スキルが身につきにくい脳の性質を持っています。いろいろな人に教えてもらっても、正しく伝わらないからです。
 問題なのは、他の人がやっていることを真似したり、置き換えたりするケース。ここを、見てないことが多いです。アスペルガー、ADHDの両方とも、他人に興味を示さないことが多いからです。
 真似しても、状況に合わせることがアスペルガーはできなかったりします。意外と多いのが、他の人が怒られているのを見て、自分に置き換えて「俺は、あれは真似しないほうがいいな」「あそこは参考にしたい」と言う方法。これを、アスペルガーは自分に置き換えられないからわかりません。ほかの人が怒られていても気にしなかったりします。アスペルガー、ADHDは自己流になりがちです。芸術、スポーツ関係でとびぬけた才能を発揮することもありますが、「ちょっと変わってる」と思われるケースも多いそうです。

 社会スキルが身につかず、成長スピードが遅くなるのは、自分が怒られる回数が多くて、注意される機会は多いけれど、適切な指導を受けないとトラブルが続くだけになる。他人の真似をすることができないし、真似をしても、状況に合ってない場合も多いから。

 人の振り見て我が振りは直せそうもないみたいです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医