「面倒だから」というのが一番の理由じゃないかと思います。アスペルガー、ADHDの症状を知っている場合と知らない人の場合は理由が違ってくるようです。
症状を知らない人の場合・・・何度言っても、説明を理解しないため、意思の疎通がはかれず、しかも間違った解釈によって、やり直さないといけなくなり、結局、カバーが最初から必要となり、手間が何十倍とかかるため、嫌になってくるから。
症状を知っている人の場合・・・何度も説明をしても、間違った解釈から、さらに説明を繰り返さないといけない。自分がやった方が早いけれど、本人ができるようにサポートしていくにしても、時間の制約がある。自分もやることがあるのに、「なぜ、他の大人と同じぐらいにできないのだろうか? 」とつい、言いたくなる時があるから。助け続けていたら、自分の時間がものすごく取られる上に、限がないから。それを何度も何度も繰り返していると、なぜ、自分がこれをし続けないといけないのか、訳が分からなくなってくる。
時間の制約もあり、意思の疎通を図るだけで、ものすごく時間と手間がかかり、さらにフォローが必要になるけれど、感謝の言葉を言ってもらえるわけじゃなくて、自分のほうがなじられたり、中には「当事者」が被害者ぶってしまい、ついていけなくなる。アスペルガー、ADHDとはいえ、大人になっているから、「大人の人になぜ、自分が教えないといけないのだろう?」と思ってしまいやすく、教えないといけないことが多すぎて、嫌になり、「当事者」は余裕がなく、「周辺者」のほうが対応を考えなければいかず、判断も人の分までしないといけなくなり、負担が大きいから。
アスペルガー、ADHDは外見上、見分けがつかず、子供の時に発見されていないと、そのまま大人になっているケースがあまりに多く、「当事者」ができないことをやっているケースが多くなる。その近くにいる「周辺者」は、負担が多くなりがちだから。
場所によって、症状が出やすいところもあり、仕事の場では症状が出にくい、けれど、家庭、友達などの場合は、気を抜いているため、出てしまうケースも多いそうです。