記憶が飛ぶという症状が、アスペルガー、ADHDの両方で起こるようです。理由が分かりませんが、ワーキングメモリー説、パニックを起こしている説、解離性の症状説。いろいろあるようです。ワーキングメモリー説の場合は、耳で聞いても、聞いて理解するのに時間がかかるため、紙に書いての伝達のほうが安全かもしれません。パニックを起こしてしまう人もいます。脳が混乱して、情報の整理ができなくなるため、記憶が飛んでしまう。解離の症状で、記憶が飛ぶ人の場合は、素人では無理だと思います。カウンセラー、精神科医などの「専門家」に相談したほうがよさそうです。
パニックを起こした場合ですが、今後のトラブル回避のために、説明と注意は必要ですが、その前に、しばらく、一人にさせて、落ち着いてからになるそうです。
記憶が飛んでいるのに、言い張る人もいます。こういう場合は、周りに対して、「なぜ、私が怒られるのか?」と理不尽に感じるそうです。本人は、それを異常とは感じていないかららしいです。「周辺者」も同じことが起きている。自分と「周辺者」の違いを、アスペルガーの「当事者」は、知らない、わからないようです。それが分かるのは、暗黙の了解がなんとなくわかる、「周辺者」のほうになります。本などの解説を読んで、自分の状態と「周辺者」の違いを、徐々に理解してもらうしか方法はありません。一度に、たくさんの情報は処理はできませんから、ゆっくりと理解してもらい、記憶が飛ぶ人に合わせるのは、「周辺者」は難しいということを少しずつ把握してもらうしかなさそうです。