始めに

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「周辺者」が腐る理由

 「周辺者」が陥りやすい行動をパターン化してみました


「この人、おかしいかも。でも、性格かもしれないし」と「当事者」を見て、行動がちょっとおかしくても、そういう性格と思って、流す。

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何かのきっかけで、「当事者」がアスペルガー、ADHDだと気づく。

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心の葛藤が始まる。嫌だと思い、怒りだし、何かにすがり、悲観して、やがて、それでも、「当事者」はそういう人なのかもしれないと、一応、受け入れ始める。

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一応、受け入れ始めたけれど、でも、情報を整理して、「当事者」を照らし合わせて、改めて、「当事者」ができないことがたくさんあることに気づき、なぜ、そうなるかが改めて分かりだす。

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やることいっぱい。パンク状態。どれがどれやら収集が付かない。逃げたい、疲れた。でも、見捨てることもできないし、困ったという気持ちになる。

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どんなに働きかけても、限界がある「当事者」に、言葉に気を使いながらの説明したり、フォローしたり、「私がなんで、ここまでしないといけないのだろう?」と余裕が無くなってくる。

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助けても、フォローしても、「当事者」は落ち込んだり、怒りだしたり、「私だって、泣きたいよ」と弱音が吐けず、嫌になる。

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私と同じ立場の人は、もっと楽をしていたりして、自分の作業に集中したいのに、疲れてしまう。

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あれこれ考えすぎていた。「当事者」ができないことを見つめてもしょうがない。できることを探していこう。できない範囲は、どうするかはゆっくり決めていこう。気長にコツコツ、それなりにできたら、それでいい。


 ざっと、思いつくだけ挙げてみましたが、もっと、色々なことが起きるかもしれません。「当事者」と違って、「周辺者」は弱音を「当事者」には向けられない事情があり、そこは大変になります。そこを緩和するには、自分の理解者と味方を複数に持っておくと、心のリセットがしやすいそうです。「当事者」とは違うので、そこは、言葉での伝え方は工夫は必要ありませんが、理解してもらう人の人選は気を付けたほうがよさそうです。そういうことを吐きづらい性格、もしくは理解してくれる人がいない場合は、発達障害者支援センターに相談して、カウンセリングを受けたほうが、安心です。自助会に参加してみたり、サイトに書き込んでみたりして、心のリセットを図って、煮詰まらないようにした方が、気持ちが腐りにくいようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医