始めに

基準のページは、左の固定ページとなります。すぐ下のラベルはブログ記事の項目別になっています。右の目次は、ブログ記事の目次となります。

最後まで謝罪できない人もいる

 アスペルガー、ADHDの症状が出ていることに気づく前に、性格の問題だと勘違いして、ものすごく年月が経っている場合、すぐには切り替えられません。そして、どうしても、「相手が直ってくれたら」「謝ってくれたら」気持ちが楽になれるのにと考えてしまいますが、どうやっても、謝罪できない人もいます。「受容」段階に到達しない人たちに、変わってほしいと望むことはあきらめたほうがよさそうです。

親だったら・・・生まれてから優しい言葉、やさしくされる行為を、どうしても期待してしまいます。よその親と比べるということも何度もしてしまいがち。そこで、アスペルガー、ADHDかもしれないとわかったら、絶望感が出てしまいやすい。でも、親だから、それでも、もしかしたら、変わってくれるかも、いつかは優しくしてくれるかもと、どうしても期待してしまう。
 親の場合は、トラブル、金銭問題がひどい状態、パワハラな言葉が続く、やさしくない態度に耐えられない、など、子供が耐えられない場合は、自立を促す意見が多いようです。

配偶者だったら・・友達や同僚との会話に、配偶者の話題はどこでも出てきて、比べてしまいやすい。普段は気にしなくても、自分が疲れていたり、気持ちに余裕がなければ、「もっと、普通のやり取りがしたい」「普通の会話がしたい」と相手に期待してしまうこともあります。

 「当事者」が「謝ってくれたら」という「周辺者」の意見も多いようですが、「当事者」は、「謝る必要がない」「何を謝ったらいいの?」と思ってしまう人も多いです。脳の性質ですから、自分の状況に納得しなければ、心からの謝罪はありません。アスペルガーの受動型の場合は、相手に合わせるので、誠実な人を参考にしていたら、謝ってくれることも多いかもしれません。
 
「周辺者」は、自分が期待していることは、難しいことを自分で受け入れていくしかなさそうです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医