始めに

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応急処置

症状を知るまで

・症状を調べる
・言い合いになっているのなら、できるだけ避ける
・発達障害の症状が出ている「当事者」は言い張らない、判断しない、決断しない
・金銭面でトラブルが出ていたら、速やかに対処をする
・お仕事のトラブル、人間関係のトラブルは避けるため、「当事者」の自己主張をできるだけ減らしてもらう



症状をある程度知ってから

・「当事者」は、自分がしてはいけないことを10ぐらい書き出す。それを目立つところに貼って、実践する。「嫌われやすいポイントは修正できているか」などを参考にしてください。
・「当事者」がしてもいい範囲、してはいけない範囲、どうしてもできない範囲を仕分けする。
・「当事者」「周辺者」は、アンガーマネージメント、感情処理を学び、実践する。
・けんかになりやすい、言い合いになりやすい時期は続くので、「症状からくるものだから、誰も悪くない」と唱えて、できるだけ避ける。


基本的な症状がわかってから

・「当事者」に自分の取り扱い説明書を作成してもらう
・「周辺者」は、自分用の行動表を作成する

*「取り扱い説明書」が作れない「当事者」の方も多いそうです。その場合は、「周辺者」が手伝いをしないと難しいようです。



 ほかにもたくさん、あるかと思いますが、思いつくだけ書き出してみました。これらのことは、症状の重症度によって、実践できる、できないがあるようです。できる範囲を努力目標として掲げ、できなくても、できるだけ落ち込まず、できないことを受け入れられる心を作りながら、やっていくしかないようです。

 年齢が上がるにつれて、脳ができあがっており、応急処置程度しかできない「当事者」も多いようです。これだけはしてはいけない項目を挙げて、目立つところに貼っておき、対応を定着させていく程度しか難しい症状の人も多いようです。その場合は、「周辺者」は無理して対応しなくてもよくて、どうしてもトラブルを放置してはおけないケースのみ、フォローをして、尻拭いはしなくても言いようです。罪悪感も持たず、責任も「当事者」が自分でやるのが基本のようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医