始めに

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ディペート

 アスペルガー、ADHDの人とは議論になりやすいです。「周辺者」が自分に合わせてくれないと不満に思い、自分に合わせるように、色々な意見をぶつけてくる場合があります。ただし、見当はずれの場合も多いです。理由は、情報の整理がアスペルガーの場合は難しいから。ADHDの場合は、自分の欲求ばかりを「周辺者」に突き付けるばかりで一方通行な会話になりがちだから。そういう人と会話をするのは、どんなにディペート技術を磨いても、無理な場合が多いらしく、アスペルガー、ADHDの人が、自分の脳の性質から、トラブルになっているということを、受け止めて、その性質のことを、知ってからじゃないと、何も話せない状態になります。ただ、こじれるだけで、でも、相手から距離を取られると、状態が変わることに不安が強く出るため、「どうして、私の欲求が分からないの?」と追いすがってくるケースもあります。「周辺者」は離れたいし、距離感を取りたいと思っていても、「当事者」のほうは、「私が正しいのに、なぜ、理解してくれない。そうだ、言い続けたら、この人はわかってくれるはず。突然、距離を取るのは、おかしいから」と思い込んでしまうようで、そのため、「会話をするのも難しい状態の人と、どうしたらいいのか?」と「周辺者」は途方に暮れてしまいます。

 「周辺者」の身が持ちませんから、「当事者」があまりに言い張るときは、距離を取った方がよさそうです。と言っても、どうしても距離を取れない関係というのもあるので、心の距離を取るということになるようです。「主体性は自分」と言い聞かせて、相手のペースに乗らないようにしないと、ものすごいパワーで言い張る人もいます。切り替えが下手な場合は、「一日30分だけ悩もう」と時間を決めて、そのときだけ考えるなど、自分なりに工夫してみたほうがいいかもしれません。
 考えても答えが出ない場合は、「とにかく、動く」というのも一つの方法です。没頭できる何か、スポーツなどがいいそうですが、音楽や趣味などを見つけるのもいいかもしれません。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医