始めに

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怒りたいけど、怒っちゃいけないのはつらい

 怒りたくなるようなことを数々する、アスペルガーとADHD。本人が悪気がない、無意識だと気づくまで、さすがにあきれることの数々。失敗したら人のせいにして、でも、相手が失敗したら、怒り出す。そんなトラブルが続いた後に、あとから発覚すると、数々のイライラ、トラブル体験を引きずったままだとつらいですが、それでも、「また、やったの?」と言いたくなります。突然、アスペルガーだからとカミングアウトされると、無意識でやっている。脳の性質で止められない。じゃあ、「周辺者」は、今までのイライラと、これからのイライラは、どこへやったらいいの? という状態です。
 無意識でやっているとはいえ、「周辺者」は嫌なものです。どうしても、我慢できないケースはできるだけ、気持ちだけでも距離を取った方がいいというものばかり。「当事者」が自覚がないケースは、ほとんどそれでした。「ずっと我慢したほうがいいよ」というものがほとんどなかった。ただ、当事者が少しは自覚してきたケースだと、「悪気がないんだし」というものと、「でも、イライラするよね。なんで、私がこんなことをやるのかなあ?」というものに分かれます。悪気がなくても嫌だというものが多く、「周辺者」は怒ってはいけないけれど、怒りたくなる気もちは、どこに吐き出せばいいのかと、インターネットの書き込みをいくつも見つけました。

 「当事者」のほうも、「がんばっているのだから、大目に見てほしい」という意見が多数。当事者がカミングアウトして、「周辺者」が受け入れて、という状態が自然に作れる環境づくりは、行政からやっていかないと難しいような気がします。そういう時代が来るといいなあ。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医