「当事者」の困った状態を、「わたしが何とかしてあげよう」と思い、どんなに努力しても、努力の割には報われず、相手からは言葉は優しさはなく、反応がない場合も多く、そのため、疲れ果てる。
そういう状態になりやすいのがASDの「周辺者」の中で、まじめで親切で優しい、責任感の強い人のようです。真面目じゃなければ、「別に私がやらなければいいや」と、適当に距離を取ります。逃げる人も多い症状です。最後までそばにいようとする人は、そういう性格の人が、多いようですが、共依存関係になりやすく、ASDは自覚がない人も多いので、それだと、限がありません。
友人関係だと離れることも可能ですが、親戚や家族や仕事の人だと、そうもいかないので、その人に合った距離感で接したほうが、「周辺者」の心が安全です。無理をしないほうがいいと思います。
相手に合わせるのではなく、自分の心のペースを守れるように、ASDのことを、よく知り、自分に合った方法を、ゆっくりと見つけていった方がいいようです。