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グレーゾーンでも危ない

 アスペルガー、ADHDの症状が軽い人、基準を超えない人をグレーゾーンと言うそうです。アスペルガー、ADHDには、判断基準があります。ただし、それを判定できるのは精神科医になります。でも、精神科医にいきなり相談するのは、ためらいます。それで、調べてみる人がほとんどじゃないかと思います。当てはまらない項目が幾つもあったら、大丈夫かもしれないと思いますが、アスペルガー、ADHDの場合は、基準を超えなくても、症状が軽くても、社会的に適応が著しく困難、トラブルが多いという場合は、相談したほうがいいかもしれません。そして、どうしてトラブルが多いかというと、認知のゆがみがあるからです。一般的な行動、考えとずれるということは、どんな場面でも、どこに行っても、だれと関わっても、間違った認識の行動であって、フォローしてもらえない状況だとトラブルになりやすい。だから、ずっとトラブルだらけのままになる。
 グレーゾーンで、一番困るのは、フォローしてもらえる立場の人が少ない場所。そして、遺伝があるから、アスペルガー、ADHDの症状が出ている「当事者」が複数いる場合です。そういう場合は、グレーゾーンの人も、とりあえず、自分の症状ぐらいは把握しておいた方がよさそうです。ただし、アスペルガー、ADHDの「当事者」はよほどのことがない限り、自分で調べようとは思いません。自分が正しいと思っていたり、相手が合わせてくれると思い込んだり、トラブルだらけでも気楽だったり、誰かにやってもらえばいいと思い込んでいたりで、「周辺者」が負担になっていても、「前はやってくれたから」と押し切る人もいます。なぜかというと、自分の感覚では、「それが正しい」と思い込んでいて、指摘されても、相手が悪いから、違う人に頼めばいいやと流してしまう人もいます。グレーゾーンの状況の人が複数集まると、トラブルは起きやすく、そのままにされるケースも多いようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医