イライラして、いつもの自分じゃないみたい。突然、怒りっぽくなった。なんだかわからないけれど、涙ばかり出る。冷静じゃない、何をしても楽しめない。抑うつ状態が続く。カサンドラ症候群という症状かもしれません。
心が通い合うことがない相手と、ずっと付き合っていくことに対する不安とやりきれなさの喪失感から来るようです。この場合は、程度がひどければ、お医者さんに行った方がいいのかもしれません。ただ、お医者さんに行っても、「そのうち、よくなります」程度で理解してもらえなかったという話もあるようです。ASD、ADHDの症状に詳しい「専門家」を選んだ方がいいようです。ASD、ADHDに詳しいお医者さんは、日本では、まだまだ少ないので、カサンドラ症候群の状態が、とてもひどい場合は、
発達障害者支援センターに相談するのが良いみたいです。
一番いいのは、ASD、ADHDの「当事者」が自分の症状を理解して、徐々に困った行動を減らしてもらい、「周辺者」は、イライラする期間は、「当事者」から距離を取るという方法ですが、なかなか、そこまでいきません。性質を理解できるまでは、お互いに感情的になりやすい時期であるとわかったうえで、気持ちが落ち着くのを待つしかなさそうです。
ASD、カサンドラのことを調べる気もないし、何もしたくないぐらいの無気力になっているか、イライラしたり、泣いてばかりいたり、気持ちが落ち着かない期間の行動としては、
やりたくないと思っているのなら、「無理をしない」「何もしない時間を作る」という方法を取るようです。そうして、そのうち「やる気が自然に出てくるのを待つ」ようです。
抑うつ状態が強いので、うつ病の場合を参考にして、周囲の人との関わりを考えてみてもいいようです。励まし、問題解決などはタブーとなります。ゆっくりと心を休める方が先になります。ASD情報も、この間は、なるべく避けたほうがよさそうです。自助会や、インターネットの閲覧も、心が落ち着いてからにした方が安全です。
禁句・・「大したことじゃない」「時が解決するよ」「私でも、あったよ」「誰でも落ち込むことぐらいあるよ」「わかるよ」「元気だしなよ」「落ち込んでいたら、ダメだよ」「がんばればなんとかなるよ」「改善策を考えたら?」「具体的なアドバイスをしてあげるよ」「気晴らししてみたら」
絶対に言ってほしくない言葉・・「なぜ、今までほっといたの?」「なぜ、今まで気づかなかったの?」「付き合っているときに気づけたんじゃないの?」「結婚する前に考えないと」
*うつ病との違いは、原因がアスペルガー症候群の症状の「当事者」が近くにいるからです。「今はつらいけれど、なんとかなるよ」「治るよ」という言葉はつかえません。
言っても大丈夫な言葉・・「これまで一人でよく頑張ったね」「一緒に考えていこう」「一人で考えすぎないで」「そんなにつらかったんだね」「無理しなくてもいいんだよ」「ゆっくり休んで」など。 (うつ病を参考にしています)
共感したり、回復を願ったり、休養への勧めや、協力の申し出など、症状を見ながら、言葉を選んだ方がいいようです。イライラが強い場合は、発散する方法のほうがいいのではないかと思います。大声を出すのがいいらしく「カラオケで発散」「山で叫ぶ!?」などがいいみたいです。
でも、根本的解決にはつながらないので、応急処置程度にしかならないことも多いようです。あまりにひどい状態なら、「専門家」に相談したほうがよさそうです。
心が少しは落ち着いてきて、ASD、カサンドラの情報を調べても大丈夫になったら、やってみる方法としては、
もしも、嫌なことがたくさんあって、それがフラッシュバックになり、不安感を消したい場合は、PTSD状態かもしれません。その場合は眼球運動を使う「専門家」もいるようです。
「不安に襲われたタイミングで、1秒に2往復程度の速さで腕を左右に振り、指先を目で追います。25~30往復を一セット。患者にイメージしてもらい、次々質問を繰り返し、連想を促し、60~90分の治療中に数セット~数十セット繰り返すと、恐怖が薄らぐ」らしい。
専門家に通う勇気もお金もないので、自力で試してみました。目がぐるぐるしやすいので、自己責任でお願いします。それで、結果は? →「なんとなく、落ち着いた気がする」
「持続エクスポージャー療法」というのもあります。 トラウマとなった場面をイメージをわざわざ思い出させて、避けていた記憶をよびおこすきっかけをつくって、脳を嫌なイメージに慣れさせて、麻痺させて、恐怖心を和らげる。とってもドSな方法です。こちらは、必ず専門家の指導と監視のもとに行った方が安全だそうです。
で、こっちも自力で、何とかならないかと考え、「ブログで綴っちゃう」「日記で色々書く」という方法を取り入れてみました。そうしたら、そういえば、「感覚がマヒしてきたかも」という感じです。だから、インターネットに体験談が多いのかと気づきました。不安になりすぎる場合はすぐにやめたほうがいいと思います。自己責任で。
似たような方法で、左脳活性で磁力を使うというのがあるようです。磁石使ってを左側の脳に働きかけるようです。うつ病の治療の自力バージョンのようです。右脳と左脳の血流をアップさせることで改善するようです。自己責任で、お願いします。
さらに、もう一つ、左右の肩を、自分の手で、交互にたたく。1~2分かけて、ゆっくりと叩いてみるというのもあるようですが、自己責任でお願いします。
ASDの「当事者」とのかかわりが、どうしていいかわからない状態のときに、迷った場合の方法としては、様々なものがあります。有名なのは、認知行動療法です。
「認知療法」考え方、こだわりの視点を変える。視野を広げる方法。カウンセラーの人に話を聞いてもらいながら、進めます。
こちらの自力だと、セルフカウンセリングになるかと思いますが、冷静になれる方のみ、調べて試してみてください。「
認知行動療法」
「自助会」グループミーティング。日本では、あまりなじみがありませんが、アメリカだとアルコール依存とか、様々な同じ悩みを持った人が、それぞれの体験談を語り合い、自分だけじゃないのだと気づき、弱音も吐けるし、安心感が得られる。そういう場所です。ASD、ADHDでもあるようです。
で、これも自力の方法があります。インターネットの閲覧。発達障害も様々なサイトがありますが、信頼できるサイトを選んでみてください。閲覧したり、書き込みしたり、色々な意見に触れることができます。ただ、自分の気持ちが落ち込みすぎている場合は、要注意。少し、元気になって、大丈夫だと判断してからにしてください。気分が悪くなったら、閲覧をすぐにやめること。
カサンドラ症候群の状態の人が乗り越える方法として、自助会が一番効果があったというものが多いようです。理由は「大変だよね」「わかるよ」「そういうこと、あるよ」と同じ境遇の人言ってもらえるから。同じ境遇の人に共感してもらうというのが一番癒されるようです。自分で考えないといけないとわかっていても、逃げ出したくなる。そういう状況になりますが、共感されると、心が落ち着いて、自分だけじゃないという安心感も得られて、気持ちを立て直すことができる。そういう状態のようです。女性のストレス解消の一番は、雑談や井戸端会議。そして、そこに答えは求めない。問題を考えて、決めるのは自分だとわかっているから。ただ、「疲れたんだよね」「大変だったね」と言い合いたい。それでストレス解消になりますから、それと同じかもしれません。
気持ちが少し落ち着いてから、相手がどうあっても、変わらない人で、自分の期待に応えてくれる人ではないと理解して、あきらめないといけない部分も多いことを受け入れていくしかないようです。つまり、相手に期待しない。自分で考えて、相手を誘導していく必要も出てくるので、そういう覚悟もしていかないといけないみたいです。
*カサンドラ症候群の症状がずっと続く場合は、距離を取るしか方法がないようです。「周辺者」の心も大事なので、無理をしないのがよさそうです。
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