始めに

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慣れるまで「はい」「いいえ」で会話する

 ASD、ADHDかもしれないとわかった場合、最初は「どうやって、コミュニケーションを取ればいいの?」となります。お互いに症状が分かり、どうやって会話すればいいのかわからなくなると思います。何を言っても、違った解釈はするし、不思議すぎる行動を取るし、意味不明な受け止め方はされるし、「なぜ、そんな返事になるの?」となっていて、それを、うまくやり取りするには、ASD、ADHDの「当事者」が自分の症状を理解して、その影響力を把握しないと難しくなります。主導権は、「周辺者」が取らないと、回っていきません。「当事者」はできるだけのことはやってもらうことになりますが、何もかも、「周辺者」がカバーしていたら、限がありません。時間と気持ちで考えて「周辺者」が決めていく必要があります。
 そのうえで、「当事者」が自分のふるまい方が分かるまでは、慣れるまでは、「はい」「いいえ」の答えで済ませられるような会話をした方が安心ですし、安全です。その場合、「当事者」は言い張らないほうがいいですし、「周辺者」は、無理をしないほうがよさそうです。無理をしすぎると、「周辺者」が投げ出したくなります。ゆっくりと、周りと相談しながら、やっていくしかなさそうです。

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ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医