始めに

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「抑うつ」状態

 落ち込みやすい人というのはいるようです。環境によってだけではなく、脳の性質で生まれつき、落ち込みやすい脳もあるらしい。そして、ASD、ADHDの場合も同じで、落ち込みやすいらしいです。切り替えが下手な理由は、脳が新しいことに対して不安を感じやすいから。状況が変わって、対応ができず、判断もできず、そして、トラブルが起きやすい。怒られやすいから、それで落ち込みやすい人も多くなるらしい。ADHDの場合は、見通しが甘く、「大丈夫よ」と、トラブルになっても流してしまう性質の人もいるので、そういう場合は。抑うつ状態にはならないようです。

 「抑うつ」の状態になりやすい人は、パニックにもなりやすいらしく、パニックになったら、そっと距離を取り、一人の時間を作ってあげたほうがよいそうです。「周辺者」が抑うつ状態の場合は、「カサンドラ症候群」だったら、その対応をして、それ以外だったら、その「周辺者」の性格に合わせて対応を考えていくしかなさそうです。

 物事を進めるうえでも、「当事者」が「抑うつ」状態になるのなら、「周辺者」は「大丈夫だよ」「ゆっくりやっていこう」「いくらでも教えてあげるからね」など、声をかけて、そばにいるよという安心感を与えて、パニックになりにくい心の状態を作って、注意をしたり、説明したほうが良いそうです。

 「周辺者」が抑うつ状態になったら、それは、「直る見込みが少ない、改善されるとしても、ものすごく時間がかかる、負担が大きすぎる症状を持っている「当事者」を受け止めきれなくなるのは、しょうがない」と思った方がいいと思います。「当事者」と違って、「周辺者」は先が見えます。「当事者」がどの程度改善されるのか、わかっていて、薬もないし、助けてくれる人がいたとしても、自分である程度は考えていかないといけないのに、努力の割に、改善はされないし、しかも、自分のつらさを、「当事者」が余裕がないため、わかってない。その部分だけ考えてしまうと煮詰まります。違う世界の部分をもって、切り替えながら生活するのも一つの方法です。趣味でもいいし、仕事に打ち込んでもいいし、距離を取りながら、時々、考えるというのも一つの方法です。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医