始めに

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アスペルガータイプ別相性

 アスペルガーは主に三つのタイプがあります。タイプの分け方は、人との接し方での違いです。L.ウイングというイギリスの精神科医が分類しました。アスペルガーの研究を一般的に知られるようになったのは、この人の論文がきっかけのようです。「アスペルガー症候群」と名付けました。

積極奇異型
 自分から、どんどん話しかけて、馴れ馴れしいと思われるけれど、上司、目上にかわいがられやすい。ただし、空気は読めない、距離感は取れない。問題行動をしがちで、目立つ。悪気がなくても、自己中心的にみられる。

受動型
 なんでも、合わせちゃうタイプ。目立たず、意見がないかのように見える。主体性がないから、よい人だといいけれど、悪い人に付け込まれやすく、損しやすい。素直で真面目な人が多い。

孤立型
 怖がりで、失敗することや、トラブルを恐れるために、周りに興味を示さないタイプと、最初から、まったく人に興味を示さないタイプと諸説あり。
                                                     

 すべてのタイプに共通しているのは、他者の心を理解することができない。想像できないこと。よって、コミュニケーションに問題が出てしまう。どのタイプでもコミュニケーションで問題が出て、会話に気を付けないといけないことになります。「周辺者」は、タイプに合わせて、相手の性格にも合わせて、状況も考えて、会話の内容を考える必要があります。トラブルメーカーの場合は距離感を気を付けたほうがよさそうです。ADHDなどと合併症があると、どの症状が出るかわからないようです。

 そして、アスペルガーは遺伝があります。家族間だと、複数に症状が出ている場合があり、グレーゾーンの人でも注意が必要になります。問題なのは、タイプの変遷が、孤立→受動→積極奇異と言われていますが、どのタイプで止まるか、個人差があること。家族間で、タイプが異なると、さらに状態が悪くなる。
                                                               

積極奇異型VS積極奇異型
 言い張りやすい者同士、気が合えばいいけれど、合わない意見だと、言い合いになるばかり。相手に合わせられない者同士だから、もめたら、距離を取った方が安全かも。

積極奇異型VS受動型
 言い張る積極奇異に合わせる受動。主導権は積極奇異ばかり取り、受動型が損をし続けることもあるので、「周辺者」が気づいたら、止める方がいいかも。

積極奇異VS孤立
 お互いに合うわけがない。話しかけたい人と、話しかけてほしくない人。早めに合わないと気づいて、会話は少ないかも。

 受動型VS受動型
 相手に合わせるので、急いで結論を出す場合、どちらも、相手の出方を待って進まない。「周辺者」がいたら、補助したほうがいい。

受動型VS孤立型
 ほっといてほしい孤立。相手に合わせる受動。静かな組み合わせ。

孤立型VS孤立型
 自分の世界で生きるもの同士で楽なはず。自由に生きたほうが、いいかも。

*このページでは名称はアスペルガーのままにしてあります。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医