始めに

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サリーとアンは解けるのか?

「『サリーとアンの二人が部屋で遊んでいます。サリーは、自分のおもちゃをかごの中に入れて部屋を出ました。アンは、サリーが出ていった後、そのおもちゃを自分の箱の中に隠してしまいました』とASDの人に説明した後に、
 『部屋に戻って来たサリーは、まず、どこをさがすでしょうか?』とASDの人に聞いたら、何と答えるでしょう?」

という、ASDを調べたことのある人なら、聞いたことのある問題です。これで、自閉症の子供だと80%が間違えてしまうらしい。定型発達の人なら、アンが後から、おもちゃを移動したけれど、サリーはそれを見ていないので、自分が隠した場所を探すと答えますが、ASDの「当事者」は、わからないそうです。

  日本の統計を探しましたが、見つかりませんでした。大人の統計も見つかりませんでした。調べてみましたが、「大人になると、さすがにわかるよ」という人が多かったようです。では、なぜ、大人になったら、わかるようになるのか、それは、自然と社会スキルが身についているから。社会でどうやって行動したらいいのか、ASDは、見よう見まねで、周りの真似をする人が多いそうです。行動の理解はできないらしいのですが、どう動くかの把握はできるそうです。

 成長できないわけじゃなく、成長スピードが遅いと言われているようです。個人差があると思うのですが、一説によると精神年齢が三分の一程度と言われているようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医