発達障害の人に症状があっても、家族以外では、会社、公共の場所に周りにいる「周辺者」は、言いづらいです。遠慮しています。けれど、ケアレスミスを毎日のように繰り返されたら、さすがに、「ほかの人がやったほうが早いので、あの人の分も、周りでサポートしてください」という上司や同僚の意見になっていくことがあります。ここまでなっても、発達障害の症状が出ている「当事者」が自覚をしていないと、「とてもじゃないけれど、言えない」「いくら言っても、理解してくれないから、あきらめました」「私たちがやったほうが早い」という状態になってしまうこともあるようです。
「私は発達障害です」と障害を明らかにして働いている。障害者枠で働いている場合でも、周りの症状が出ていない「周辺者」たちは、「どうやって、声を掛けたらいいの?」「どんな環境づくりが必要なの?」「なんで、ミスが多いの?」「どこまで頼めるの?」と思っています。そして、遠慮をしていることも多いようです。そして、周りの人からいきなり、「ここが困るんだけど」と言われて「ひどい、傷ついた」とネットで書き込みしている発達障害者がかなり多いことに驚きました。説明文を読んでいると、定型発達の人は、別に間違ったことは言ってないのです。症状をわかってないのですが、「私に配慮して」「できないのだから、あきらめてよ」「わからないよ」というパターンに分類されます。「配慮して」というのは「具体的に自分から提案する」しかないと思います。もしくは、ジョブコーチをつけてもらう。これが一番安全のようです。ジョブコーチをつけてもらえない場合は、「わからないよ」「できないのだから、しょうがないじゃない」では、通用しませんので、具体的に、何がわからないのかが、お互いに、「え、なんで?」となっています。職場の人は、「発達障害です」だけでは、何をどうしていいかわからないし、症状の勉強を、その人のためにすることはほとんどありません。大まかな症状を知っている程度です。そのために、自分の取扱説明書を、一枚の紙に用意して、お願いするしかないかもしれません。「5W1Hを省かれると、わかりません」「日時など、忘れてしまうことがあるかもしれません。もし、忘れていたら、指摘してください」「作業工程は2つまでしか覚えられません」など、具体的に書いてお願いしておくのもいいのかもしれません。でも、これらは、発達障害であることを、職場にカミングアウトしている場合になります。
職場に内緒にしている人の場合は、自分で、机の周りに、忘れないように「5W1Hを忘れない」「確認をしよう。決定が間違っていないか? 途中経過は大丈夫か? 連絡し忘れたことはないか?」などの紙を貼っておけば、それに気づいた人がフォローしてくれる、もしくは「この人は、こういう部分が苦手なんだ」と気づいてくれるかもしれません。ミスが多いのなら、隠してもしょうがないので、そういうのを自分で努力して見せていく、自分でやっていくことをしないと、「周辺者」は遠慮をして、「ミスが多いけど、いくら頼んでも直らない、困った人」としか思わず、具体的にミスを減らす環境づくりは進まないようです。