始めに

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苦痛は人によって違う

 発達障害者の要求を聞いていると、症状のない「周辺者」も苦痛を感じているけれど、逃げればいいのにと思います。ところが、騒音、におい、その他の五感に関することは、エチケット範囲になるため、苦情が言いづらく、なかなか言い出せません。周辺者はどうしているかというと、我慢するか自衛します。ところが、我慢ができないために癇癪を起しやすいのが発達障害者になります。

 では、どちらが行動を変えたほうがいいのでしょうか? エチケットの範囲だと、結局、気づかないからやってしまっている人が多く、気づかない範囲まで口出しづらいので、我慢する、自衛するのが一般的になります。発達障害者の人は、「合理的配慮をしてください」と法律から思っているようですが、行政の場所だと配慮をしたほうがいいようですが、民間は、努力目標なので、苦情は聞いてもらえますが、配慮をしてくれるかどうかは、違ってきます。発達障害者の人のほうが、自衛手段を取ったほうが、とりあえずはいいのかもしれません。

騒音……耳栓を、複数用意する。100均でも売ってます。

匂い……気つけ薬のように、リセットできる何かを持ち歩く。アロマとかの小瓶など。

目に入る情報……サングラスを用意して、しばらく落ち着くまで、ベンチなどで休む。目とつぶる。

味……好みのものを、コンビニで見つけておいて、代用品を考えておく。お弁当を自分で用意する。出されたものに関して、文句を言わない方がいい。レストランなど、金銭での代価で出されたものは別です。

肌ざわりなど……お好みのものを、揃える。ここは我慢するのが耐えられない人も多いようなので、普段から、自分の気に入るものを、わかっておいた方がいいようです。

 普段からできるのは、サングラスと耳栓を、外出の時に持ち歩くしかないようです。イライラしやすい場合の対策を、お医者さん、支援者などに相談して、考えたほうがいいようです。「周辺者」も我慢しています。耐えられないときもありますが、お互いに、なにが苦痛かなんて、人それぞれだということを分かり合えない障害のようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医