始めに

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成人用のサポートノートが配布されています

 発達障害の支援で、自分の住んでいる地域以外で、「発達障害」「成人用」「サポートツール」「サポートガイド」「サポートノート」「サポートブック」などを検索するとPDF形式、ワードで扱える形式のものが、行政のホームページからダウンロードができるところが、あちこち見つかります。でも、そのノートも自分に必ずしも必要な項目ばかりじゃないものが多いようです。目的が「就労支援」「お医者さん受診用」「生育記録」「心の状態」「行動記録」など、様々な形で、行政ごとに違っています。PDF、ワード形式は、編集をするソフトがあります。それらを使って、自分で編集して、自分で使いやすくしてから、白紙のルーズリーフに、余白設定をしてから印刷して、自分なりのマニュアルニートに活用してもいいかもしれません。著作権があったり、編集不可の場合もあるかもしれませんから、気を付けてください。個人で、使用する分には、大丈夫かもしれません。
 ただ、成人用のサポートノートは、子供用のと一緒に配布されている場合が多いようです。成人用のほうが圧倒的にサポートツールの数は少ないです。

 ワードなどの編集は、できる人も多いかもしれませんが、どうしてもできない場合は、近くにいる人や、支援を頼めそうな人にお願いするしかないかもしれません。

 項目をチェックしておき、どうして、パニックになるのか、トラブル行動の整理などをノートに作っておいて、見直すことが、トラブルの予防策になるようです。新しい人間関係で、発達障害をカミングアウトしている人の場合は、共同作業があるような場合、相手とコミュニケーションが必要な場合は、それらのサポートノートの抜粋バージョンを作っておき、一枚の紙で渡せるように、複数をいつでも持ち歩いていたほうがいいかもしれません。病院などに通院する場合、看護婦さんが「発達障害の症状を知らなかった」というケースも多いようですし、学校の先生も「発達障害の名前と、漠然とした症状程度しか知らない。どんな配慮が必要なのかを知らない」という人もいるようです。もしも、頼めるのであれば、周りの人に、あらかじめ、どうやって動いたらいいのか、誰に紙を渡したらいいのか、などのサポートを発達障害の症状がある人は聞いておくのが、安全です。

 発達障害のことを、仕事先の人、病院、学校、行政の担当者で「詳しく知ってますよ」という人が、まずいないだろうと思って行動して、ノートを作っておき、必要に応じて、一枚か二枚ぐらいにまとめて、サポートツールとして活用していくのも、いいかもしれません。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医