始めに

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3大困り項目

金銭問題、意思表示、会話の理解。これが三大困り項目のようです。経済的不安が一番強いらしく、続いて、自分の思ったことを発信する意思表示と、相手の会話の内容を理解できないことが多い、会話の理解。これが一番、困っている発達障害の当事者が多いようです。「周辺者」の場合は、お仕事関係の人は、意思の疎通が図れないのが一番なのかもしれません。家族関係だと、金銭も、意思の疎通もあるし、人間関係が一番、困るのではないかと思います。

 ADHDとASD、どちらが多く、行政に相談に通っているかというと、「ADHDの人は、人口の5%の人がいると言われているけれど、自覚がない、性格の範囲と言われているから、実際に、トラブルになりやすいASDの人のほうが多いんじゃないか?」と言われているようです。ADHDとASDの両方の症状を持っている人、さらに、重ねて、統合失調症、うつ病、双極性障害、解離性障害、依存症、LD、チック、などなど、たくさんの合併症もあるそうです。発達障害で、一番、みんなが困っているのは、やはり、「お互いの意思の疎通がはかれない」部分のようです。

 ほかの部分は、ヘルパー、家族の支援があると、違う人も多いので、相談しない人も多いのかもしれません。ADHDで依存症があり、アルコール、暴力、ギャンブル、浪費などで、借金や、そのほか、家族が逃げてしまいやすい状態で、「当事者」が困って相談にくる場合は、相談するようですが、「困り感がない人も多い」障害になります。本当に困り切っても、「俺は、そんなに弱くない」「家族が支えてくれたらいいんだ」と言い張る人もいるようです。

 意思の疎通が図れない場合、発達障害の人が、調べたいことを調べる場合、もしくはリマインダーのお知らせ機能などを使う場合、クラウド検索する人工知能で、フォローがしてもらえる時代が来るといいですが、人工知能も、「検索ワード」を考えるのは、人間のほうになります。音声認識も、間違えないかどうかを確かめるのも人間です。人間が使いこなせなければ、意味がなく、それを使いこなせない発達障害では、難しいかもしれません。
 
 現場での対応も、周りが発達障害の症状を知っている人が通訳をしたほうがいいかもしれません。支援者、サポーターは、お仕事の支援では、行政が働きかけをしていますが、数は少ないし、ファミリー、学校バージョンは、まだまだのようです。

 金銭管理はグレーゾーンの人も、金融機関に、発達障害者用の、フォロープランがあると違うかもしれません。オレオレ詐欺などに引っかかりやすいのも発達障害の特徴なので、考えてもらえたら、いいのにと思います。

 意思の疎通は、行政法人で、「発達障害通訳派遣センター」というのができたらいいのにと思います。ジョブコーチだけでは、難しいと感じます。その行政法人に、自分の特徴を登録するシステムで、通訳が派遣されるようなシステムがあったらいいのかもしれません。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医