始めに

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感情カード、表現カード作成

 自閉症の子供用に、意思表示カードがあります。ほとんど使わないという児童もいるそうですが、「役に立ってます」という補助訓練用のカードになります。自分の気持ちを表すのが、とっさに出ない。大人になってもASDの人に見られる症状の一つ。そんな時、どの感情に近いのかをカードを作っておいて、選んで、
「今、この状態かもしれない」と配偶者、家族に見てもらう。もしくは、気持ちの整理に使うカードです。

 100円均一のリングノートを利用して、自分で作ってもいいかもしれません。針金で、くくってあるだけのノートですから、簡単に手で外れます。ただ、リング部分を一つずつ、ずらしながら外すので、面倒ではありますが、ノートを外して、パソコンで、絵柄と感情表現を印刷していきます。年賀状などの作成ソフトなどを使うと、絵も文章も一緒に載せて、カード図案を作成できます。後は、それを応用して、絵を変化させて、感情表現の文章も変更しながら、プリンターで印刷します。印刷したノートは、リングに戻して、ノートが完成します。手間はかかるので、面倒なら、子供用の感情表現カードや、ボードがインターネットにありますから、一覧表を印刷して、はさみで切るか、そのまま壁に貼り付けて、使用するようです。子供のやることを、大人でやるのは、恥ずかしいという人も多いので、あくまで家庭用です。配偶者や親に向けて、感情の表現を伝える方法です。

「保留にしたい」「考え中」「時間がほしい」「説明だけしたい」「話し合いたい」
「家族会議を開きたい」「説明だけしてほしい」「悲しい」「せつない」「わかってほしい」「甘えているわけじゃない。やる気はある」「やる気はあるけれど、やり方がわからない」「方法を教えてほしい」「絵で説明してほしい」「図で説明してほしい」「選択肢があったら、選べるかもしれない」「何をしていいのか、見当もつかない」

などなど、自分に合った、感情や行動の意思表示を、絵をつけて作って、指差しをして、頭の整理法に使用してもいいかもしれません。本当は、行政の人が、ボードを作ってくれて、無料で配布してくれたら、支援ツールがもっと増えたら、助かるのにと思います。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医