始めに

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習うより慣れろ

 発達障害者の意見で、よくあるのが、時間がかかりますが、とにかく、数をこなして、自分の障害がどんなものなのかを知る必要があり、やがて、自分の気持ちが落ち着いて、「自分の状態に慣れてくる」というのがあります。まず、障害者であることを受け入れるので、葛藤する人もいるようですが、発達障害はの方で、トラブルだらけの人生だと、「ああ、自分のせいじゃなかったんだ。病気のせいだったんだ」と安心感を得る人も多く、やがて、「病気なら、仕方ない。もがいても、あがいても、限界はあるし」と思って、受け入れるようです。アスペルガーの人だと、すぐに受け止めて、「できないのなら、それでいいや」という人も多いようです。悩む人もいるらしく、その違いは、アスペルガーの、受動型や積極奇異型、孤立型も関係あるのかもしれません。何とか、社会に溶け込もうとするのは、受動型が多いようです。溶け込もうとすればするほど、悩んでしまう性質なので、無理はしないほうがよさそうです。ほどほどを目指しましょうと言ってもアスペルガーにほどほどは難しいようですが、それも自分で障害の性質を理解して、徐々に慣れていくしかなさそうです。

 「周辺者」も状況に慣れていきます。どんどんハードルが下がり、気持ちも下がり、ため息をつきたくなり、「じゃあ、できることだけでも、がんばって」という気持ちになり、それを「当事者」がやってくれるかどうかで、「周辺者」の気持ちも変わってきます。

 「当事者」「周辺者」の両方が、状況に慣れ始めて、どういう対応がいいのかが、どんどんわかり始めるまでは、葛藤と混乱の連続ですが、無理をしないほうがいいようです。人によっては、慣れるまでに何年もかかる人もいるらしいです。「もしかして、アスペルガーかもしれないとは思っていたけれど、勇気が出なくて、病院に行ってないです」と思って、数年ももやもやしている人もいるため、その気持ちを作れるかどうかは、個人差があるようです。

 状況を一生受け止めない、「当事者」「周辺者」はあきらめてくださいと書いてあるものが多いです。ほどほどに受け止めて、それなりに対応し、できなくても、そのうちにできるかもしれないと受け止めて、そして、習うより慣れろという状況がいつか、来るといいと思っています。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医