始めに

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カサンドラ対処法4

 カサンドラ症候群は、書籍もありますし、ネットにも情報が書かれてあります。でも、そのどれも、気持ちを変えるほどのものにはなりません。情報を仕入れても、心の変化はすぐには起きないことが多いようです。すぐに受け入れたという人は、結婚に対してのイメージがそもそも違っていたらしく、「夫には、そこまで期待してないので」というものでした。
 多くの人は、結婚に期待しているものがたくさんあるので、そういうイメージが崩れて、どんなに努力しても、その状態にならないということを受け止められない人も多いようです。望んでいるハードルがどんどん低くなっても、アスペルガー、ADHDの症状を持っている「当事者」のトラブルは減るどころか、よくなることはなく、「また、ですか?」という気持ちが積み重なっていくだけの場合が多いです。
 ものすごく、取り組みたいというレベルの人は、少ないらしく、受け止めている、自覚しているけれど、「どうしたらいいの?」というタイプの人か、「自分はトラブルは起こしてない。周りが悪いんだ。自分は正しいことを言っているんだ!」と言い張って、自覚なし、対応なしのタイプの人に分かれます。

 取り組んでくれても、取り組まなくても、大変であることには変わりなく、「周辺者」は、疲れ切ります。心の中に疲れがたまってきて、「だれか、なんとかして」と思ってしまい、カサンドラ状態が良くならない人も多いようです。アスペルガー、ADHDだと分かってから、途方に暮れて、対応法を学び、でも「当事者」は学ぼうとしないし、取り組まないとやっていられない状態で、「周辺者」は受け入れるどころじゃなくなって、追い詰められます。

 カサンドラ症候群の状態から抜け出した方の書き込みの多くは、「症状を理解すること」「あきらめること」「心が落ち着くこと」「やる気が出てくること」の状態になるまで、早くて一年、掛かっているようです。数年かかっても、抜け出せない人も多いようです。「当事者」の症状や状態によって違ってくるし、「周辺者」が気にするか、責任感が強いか、価値観を手放せるか、なども関係あります。

 個人差がありますが、数年はかかると思って、ゆっくりと気持ちを落ち着けつつ、症状の勉強をして、「当事者」は悪気はないのだと理解していくしかないようです。時間がかかります。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医