始めに

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よく物を失くす

 アスペルガー、ADHDの「当事者」がよく書き込んでいるのが、モノが見つからなくて、慌てふためいて、焦って、ぐるぐる歩き回ってしまい、結局、イライラが募り、抑えられないということを、何度も繰り返しても治らないというのが、ありました。

 物を見つけられないというのは、定型発達でもよくあることです。後で思い出せるのであれば、大丈夫ですが、回数が多すぎると、「またか」となります。ものの場所を決めておく。よく使うもの、朝、出かけるためのものはひとまとめにして引き出しに入れておく、箱に入れておく、カバンにセットしておく、など、方法はいろいろあるようです。

 見つからない場合は、いったん、リセットして、落ち着いてから探したほうがいいようです。お茶を飲んでみたり、深呼吸したり、空を見上げてみたり、いろいろと工夫して、落ち着いてから、ゆっくりと探してみても、見つからないというのが多いそうです。

 物を減らす努力したり、モノの位置を戻す努力をしたり、ほかの人に頼んだり、消耗品と割り切って、高いものを買わないようにしたり、工夫をしている人が多いようです。自分に合ったやり方を見つけてみるのも一つの方法です。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医