始めに

基準のページは、左の固定ページとなります。すぐ下のラベルはブログ記事の項目別になっています。右の目次は、ブログ記事の目次となります。

切り替えができない

 アスペルガー、ADHDの「当事者」は、変更する場合、切り替えができないことがあるそうです。急に切り替えたと勘違いするようですが、「周辺者」は、よくあることなので、「なぜ、かたくなに、失敗したことをやりたがるのか?」と不思議です。急な予定変更になると、パニック状態になる人もいるようです。ここで、バトルしてしまうと難しくなるので、「当事者」「周辺者」の両方が頭を冷やしてから、注意して、説明してというのを試みます。「失敗したことをほかの人に代わりにやってもらえば、済む」と考えてしまう「当事者」がたまにいるようです。アスペルガー、ADHDの「当事者」は一度でも、代わりにやってもらったら、「次からも、この人に頼むのが標準」と勝手に脳内で変換してしまうケースがあるらしく、「前はやってくれたじゃないか」と言い張って、大変になり、どんどん、仕事や作業を押し付けられるということが続いて、「いいかげんにしてくれ」と怒られて、初めて、「え、俺が悪いのか?」と気づける「当事者」もいるようです。気づけない「当事者」もいるらしく、脳の認知のゆがみが、こうやって、日ごろの行動で積み重ねられてしまうようです。
 ケースバイケースですが、場所によってはOKというラインが変わってしまうことが、アスペルガーの「当事者」は、ついて行けないらしく、「あそこではよかったのだから、それを断るのなら、断ったほうが間違っている」と勝手に思い込み、怒りだす、なんてケースもあります。そうなると、関わった人がどんどん負担が重くなるため、最初のほうで断ったほうがいい場合が多いそうですが、先輩後輩があったり、上司だったり、遠慮しないといけない立場、言い出しづらい立場もあるために、難しくなります。気づいた時点て、「周辺者」の心が続けられそうもないのであれば、無理をしないほうがいいだろうというのが、一般的のようです。

 アスペルガー、ADHDの求めるサポート内容が、一般的感覚とずれていることも多いようです。アスペルガー、ADHDが望むサポートをすべてかなえていたら、大変になります。「周辺者」は無理をしないで、アスペルガー、ADHDが求めるサポート役をするのは、やめましょう。できる範囲でやりましょう。やりたくなかったら距離を取りましょうと書かれているものが多いです。

 切り替えができない場合は、アスペルガーは感情論を交えず、「困っているから」という言葉も入れず、「これをしてください。業務が滞ります」と言ってみたり、「それはできません。これをお願いします」と事務的に言うしかないそうです。変更する理由も事務的に言い、当然のことながら、納得できないアスペルガー、ADHDの「当事者」が多いので、「聞き流して、感情的にならないように。悪気はないです。意思の疎通は図れません。説明を何度か試みて、難しかったら、事務的にやり取りをしてください」となっているようです。

 切り替えができないにしても、待てないケースもあります。「当事者が」慣れていたり、やったことがあることを除いて、トラブルになってしまいやすいケースは、「周辺者」主導で動いたほうが、安全の場合が多いようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医