始めに

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イメージ療法

 スポーツ選手がやっているトレーニングの一つにイメージ療法があります。成功するイメージを頭の中で何度も想像して、脳を錯覚させる方法です。
 もしも、「周辺者」が「当事者」のしている行動によって、心や体が傷つき、PTSDなどの症状が出ている場合は、イメージ療法を、取り入れるのもいいかもしれません。イメージ療法は、いろいろな方法があるようです。

 ストレスを受けたとき
 落ち着くためのイメージ
 トラウマが出てしまったときに、良いイメージに変える
 自分の願望を交えてイメージする
 嫌なことに直面したときに、どんな自分でありたいのかをイメージする
 もしも、同じ体験が起こったら、どうするか?

などなど、いろいろな場面で使うようです。眠る前に、良いイメージに変えてから眠るのもいいかもしれません。体をゆったりと休めて、目を閉じて、良いイメージを、無理やりでもいいから作り出して、ゆっくりと呼吸しながら、「大丈夫」と唱えながら、少しずつやってみるのも一つの方法です。ただ、やりすぎると大変なので、ちょっとだけ試してみて、危ない場合はすぐにやめたほうがいいかもしれません。

 例)アスペルガーの当事者の夫が、「大丈夫かい?」と優しく声をかけてくれると無理やりイメージする。
  「いつも、迷惑をかけてごめんね」と最後に言ってもらえるイメージに変える。
  

 ただし、アスペルガー、ADHDの症状が出ている「当事者」が変わらないと、嫌な体験はどんどん増えるばかりで、減ることはありません。そこの処理をしていかないと、根本原因は取り除けません。
 「当事者」が取り組み、自分の症状の理解と、一般感覚を身に着け、対応方法のSSTを自分に合ったものを取り入れて、ということをしていかないと、難しいようです。けれど、「周辺者」だけ、症状を理解して、「当事者」が理解しないまま行くケースも多いようです。距離を取りつつ、そのうえで、イメージ療法をすることになります。あくまで、補助的な方法です。根本治療ではないようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医