始めに

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燃え尽き症候群

 ASD、ADHDの「当事者」「周辺者」は、症状を知った時、知ってから、いろいろ試行錯誤してみて、どうしても対応できないとき、頑張っても上達できないときなど、「燃え尽き症候群」状態になりやすいです。
 努力しても、報われることがないというか、根本的解決が難しいからです。根本的解決というのは、お医者さんの範囲です。残念ながら、脳というのは、難しいようで、医学として、まだまだ未知の分野ですし、どうしても、政府がお金が出してくれやすい分野とか、お金になりやすい分野、主流になっている分野などに、優秀な頭脳を持った人が集中しやすく、まだまだのようです。脳は外から見ることができないし、解明されていないことだらけです。そして、小さいころに発見されるようなシステムが導入されて日が浅いため、発見されないままの大人になった人が多いようです。よって、家族、学校、仕事、どこかのグループでの対応は、現場に任されていることが多いです。症状が分かりにくい軽度の方や、グレーゾーンの方は、「ちょっと変わっている」と思われていて、本人に自覚がないこともおおいです。すぐ近くの人が世話をしないといけなくなり、その人に集中される場合もあり、そういう役目が回ってきたら、大変です。でも、その役目じゃない人からしたら、実態が分かりにくい症状の「当事者」も多いため、気休めの言葉しかかけてもらえず、通り一遍の定型向けのマニュアル対応を教えられだけで、こじれまくった後に、「実はASDだった」「ADHDの症状からくるものだった」なんて、分かって、そのあと、打つ手が無くなったり、自分一人で対応しきれなくなったりしやすいです。

 心が燃え尽きてしまったかのようになって、無気力、無反応になっている場合は、できるだけ、そのトラブルから避けたほうがいいようです。「周辺者」の場合は、「当事者」の状態に無理して合わせないほうがいいと思います。心が自然に戻るのを待ち、冷静になれるようになるまで、ゆっくりと時間をかけていく必要がありますが、「当事者」がASDやADHDの状態が無くなるわけではありません。受け止めきれる状態になるまでは、じっと待つしかなさそうです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医