キラーストレスと言われるものがあります。命を奪う可能性のあるぐらいのストレスです。ASD、ADHDの「当事者」「周辺者」は、とてもストレスがたまりやすい環境にいるために、解消法として、コーピングというのがあるようです。
コーピングは、3つの方法があります。第一が、そもそもの原因を取り除く。上司に問題がとか、親戚や夫、同僚、子供の関係者、取引先などなど、いろいろな問題があるかと思いますが、取り除ける関係なら、悩みませんから、ここを対処できる状態の人のほうが少ないのではないかと思いました。この辺は、気持ち的に、距離感を置けるようにしていく方法の現実的のように思います。それが第二の方法で、考え方を変えるのです。この辺は認知行動療法などで、対応していくことになります。視点を変えて考えてみたり、冷静で客観的に見つめて、「~であるべき」の「べき病」をやめてみるなどの方法になるかもしれません。
第三の方法は、自分がいやされる方法を書き出してみます。そして、その中で、特に、癒される、すぐに実践できるものをピックアップして、ストレスがたまった直後、交感神経が上がりすぎたとき、どなりたくなった時、イライラしたときに、すぐに、できそうなものをやって、副交感神経優位状態にしてあげる方法になります。深呼吸をする。ストレッチをしてみる。可愛い子猫の写真を見る。子供と接する。鼻歌を歌う。大丈夫だと唱える。アロマスティックで首回りを塗る。ハーブティー、コーヒー、紅茶、緑茶などを飲む。空を見上げる。植物を見る。音楽を聴く。頭のマッサージをする。耳をぐりぐり回す。手のツボを押してみる。などなど、人それぞれ、自分がいやされるなと思うことを、即、実践する。この、すぐに実践するという方法が、副交感神経優位時間を増やして、イライラをしなくなる状態に、体や脳を慣れさせる方法になります。
アロマスティックは、市販でいくらでも売っていますし、深呼吸は、誰でも、どこでもできるので手軽です。自分なりの方法を取り入れてみるのもいいかもしれません。