始めに

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リラックスする練習

 リラックスする練習は、「当事者」「周辺者」の両方に必要になります。理由は、トラブルになって、それが続くと、両方ともがイライラすることが多くなるからです。

・深呼吸する
・しばらく別の場所に移動する
・音楽を聴く
・空を見る。景色を見る
・気分転換する
・目をつぶる

など。本人がそのときにできるリラックス法を考える必要があります。

 「当事者」の場合は、訓練をする必要があります。「周辺者」が誘導します。「深呼吸をしよう」「しばらく違うところにいてね」と言って、そこに移動して、落ち着くまで、一人にする。「空を見ようか」「あの景色をしばらく見ていて」など伝える。「目をつぶって、数を数えてね」など、誘導して、落ち着くまで待ちます。

 すぐにはできないらしいです。何度も、練習を重ねると、できるようになる人もいるようです。「周辺者」がイライラするのは、当然のことです。トラブルになったら、嫌なこともたくさんあるからです。そして、「周辺者」の方だけは、次にどうなるかが予想がつくので、そこまで気持ちが行ってしまい、ため息をつきたくなったり、怒りたくなったりします。そういう気持ちは自然のことなので、無理して抑えないで、ゆっくりと、「私が怒ってしまうのは、私が未熟だからじゃない。私が期待してしまうのも、外見には出ていないので、錯覚するからだ。私が、イライラするのは、どんなに頑張っても、努力の甲斐が見えないから。でも、だれのせいにもしない。自分ができることをしよう。無理をしないようにしよう」そう呪文を唱えて、ゆっくりと心を落ち着ける練習をしていきます。言葉を心で唱えると、気持ちも、穏やかになるそうです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医