ASD、ADHDの「当事者」の苦手なものに、「人の話を最後まで聞けない」というものがあります。つい、遮って、反論してしまうからのようです。理由は、「自分が正しいので、自分の意見を言うのが先だ!」「相手の意見なんて聞いてもしょうがない」というASDの感覚や「何が何でも、私の意見を聞いてよ」と、意見を言いたい衝動が抑えられないADHDの症状から来るようです。
そういう場合の呪文
「相手の言い分を最後まで聞いてから、発言しよう!」
と、唱える。複数回、心に言い聞かせるように唱えるといいそうです。できそうもなかったら、「周辺者」に、あらかじめ、「私が、誰かの話を遮っていたら、呪文を複数回唱えてください」とお願いしてもいいと思います。あくまで、「唱えるだけ」です。実際にできなくても、ゆっくりと唱えるだけにして、何度も唱える「練習」をすることだけを心掛けてみてくださいと書かれてありました。