始めに

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カサンドラ症候群のタイプ

 ASDの配偶者、もしくは近しい人がかかる症候群のようですが、正式に病気として扱われていないのが実情です。まだまだ、支援の手が回らないため、配偶者、家族、同僚、近くにいる人たちが、感情の破綻をきたして起こす症状です。

 ところが、これにもタイプがあるようです。元々は、共感してもらえない配偶者に対してのわだかまりの意味で、抑うつ、自信喪失、頭痛、だるさ、イライラ、悲観、など、たくさんの症状がある症候群ですが、人によって、違っています。

共感してもらえないことが一番つらい場合
 一般的な対応をしてもらえる相手だったらという望みがかなえられなくて、感情のやり取りをしたいという希望が強いから起こるようです。この場合は、ある程度の割り切りが必要のようです。

意思の疎通がはかれなくて、イライラする場合
 意思の疎通を図れないのが、ASDの特徴の一つです。それを「何とかがんばれば、意思の疎通が改善されるかもしれない」というのは、カサンドラ側からの望みであり、それが最適とは限らないようです。環境づくりをして見たり、距離の取り方を考えてみたり、いっそ、完全に距離を取ったり、色々な方法があるようです。

色々な方法を試してみても、発達障害だと改善されなくて、自信を喪失した場合
 開き直るしかないようです。割り切るしかないようです。どこまでが症状で、どこまでが性格や環境によるものかを判別して、悪気がない部分、症状の部分は、あきらめるしかないようです。改善するためには、本人の症状が軽く、そして取り組む気がある場合のみで、そういう人のほうが少ないのが現状だと受け入れるしかないようです。

やることはやっているけれど、抑うつが続いて、やる気が失せた
 割り切れない感情になってしまっている場合は、距離を取るしか方法がないらしく、しばらくは、自分の心を優先して、行政や医師、カウンセラーなどを利用して、気持ちを軽くすることで、軽減されるかもしれません。ただし、状況は良くなるにしても、時間がかかるため、どうしてもやる気が起きないのなら、距離の取り方を変えるしかないようです。

先が見えなくて、悲観してしまう、イライラする、落ち込む。抑うつ気分になる
 悲観しても、抑うつでも、イライラしても、環境も状況も変えられませんが、自分の感情を休ませたり、なごませたりすることは、できるかもしれません。気分転換の方法を考える。自助会に参加して、励ましあうことをしてみたり、ブログで自分の心を吐き出したり、絵を描いたり、音楽に親しんだり、自分を表現する方法で発散してみたり、色々と方法があるようです。

動きも会話もロボットのようで、感情が感じられない
 
この場合は、改善されましたという報告がほとんどないみたいです。一応、医者に行っていますが、効果がほとんど感じられないというケースもあったし、そもそも、医者に行く必要を感じていない当事者も多いようです。意思の疎通を図るということは、ほとんどないため、家族で共有して、楽しい思い出を作るという希望を持っていたら、まず、あきらめたほうがいいようです。個人で楽しむ家族と割り切るか、それとも、別の道を模索するのか、配偶者が考えて決断するしかないようです。

一緒に決断できなくて、結局、当事者じゃなくて、自分が決めないといけないことだらけになってイライラするとき
 この場合は、改善することが、少ないようです。自覚がほとんどない発達障害者の場合は、そもそも、何が悪いかさえ分からないため、この状態が一生続くことも覚悟しておいた方がいいらしく、そのうえで、「それでも、この人と一緒にやっていくか?」を決めるのは、配偶者である、そばにいる自分で決めないといけないため、かなり孤独でつらい作業になるようです。経済的に、もしも、子供がいたら、それも考えていかないといけません。一人で何でも判断していくと大変になります。どうするかは、じっくり考えて決めるしかないようです。

生活のトラブルが不安

 一緒に行動するときに、ルール決めとか、細かいやり取りがいっぱいあって、その中でも生活の不安が強いケースは、ケースごとにルール決めが必要のようですが、言い張られる「当事者」の場合は、とても、難しく、マイルールだらけの人だと、大変になり、折り合いが付けられるかどうかで決まってくるようです。指導の本を参考にしながら、取り組むことになりますが、程度によってはお医者さんに指導してもらった方が良いそうです。症状が軽い人でも、暗黙の了解のズレの説明と理解が大変になるため、ルール表などを作って、習慣づけるなど、たくさんの工夫を重ねて、ルールを一緒に作って行く必要があるようです。

トラブルの質が怖すぎて生活の不安が強いとき
 
 トラブルによっては取り返しがつかず、中には、金銭、お仕事、生活に影響が出すぎて、疲れ切るケースもあるようです。金銭問題を繰り返す。お仕事が続かない、言葉や行動で暴力的だったり、支配的だったり、「周辺者」が恐怖や不安が強くなってしまうケースの場合、お医者さんでさえ、「当事者」を見放すケースも多いため、このケースは、「周辺者」が逃げるしかない状態もあるようです。カサンドラ症候群というよりは、適応障害や障害者支援疲れのケースに当たりますので、お医者さん、カウンセラーに「周辺者」の方がケアしてもらうコースになるようです。

 ASDの「当事者」の近くにいて、カサンドラ状態にまでなってしまったら、決して無理をしないで、一人で抱え込まず、相談する場所を確保して、自分を優先したほうがいいようです。グループ行動が制限される相手と割り切って、可能な部分だけを一緒に行動すると考えたほうがいいようです。自分の心を優先したほうがいいようです。

 カサンドラは、ASDに対して、差別的な気持ちは、まったくなくても、一緒にいるうちに、気持ちのすれ違いや、意思の疎通がはかれなかったり、トラブルだらけだからこそ、起こってしまう心の動きによるもので、イライラしたり、どなってしまったり、何かに八つ当たりしたり、抑うつになったり、落ち込んだり、悲観したり、やる気がなくなるだけで、人間は、そこまで聖人君子でいられる人のほうが稀です。一人で抱え込まないほうがいいようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医