始めに

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自己他者同一化

 ASDの症状の中に、「あなたに言ってないけれど、私の考えは、すでに知ってるよね」という感覚を持ち続けたまま大人になってしまっている人がいるそうです。子供のころに、自分と他者の区別がつけられないまま、なんとなく、周りの言葉を受け流しながら、生きてきて、相手に説明もしていない、言葉で伝えてもいないまま、「なんでわからないのよ」という感覚で言い張るところが残ったままの人がいるらしく、一般的には、こういうタイプは、自己中心的行動とみられて、「私に合わせてほしい」という言葉にしか聞こえず、一般感覚で考える「周辺者」は、「???」のままになるらしいです。説明と了解はいらない。テレパシーで伝わっていると勘違いする感覚を持ってしまう症状だそうです。自己他者同一視という状態だそうです。

 たくさんのトラブルから、そういう行動をする人だと、ASDの「当事者」は周りの人から思われるけれど、自閉症の特有のこだわりなどは、「周辺者」はそのまま受け入れることができないこともたくさんあるため、「なんでわかってくれないのよ。私が困っているのに」と「当事者」は言い続け、「周辺者」は、「なんで、この人は、訳の分からないことを言い続けるのだろう?」となり、距離ができていくようです。

 この部分を埋めるには、「当事者」「周辺者」が、症状の理解をしていくしかしょうがなく、それが大人になってからの発覚した場合は、「大人なら、この程度はできるはず」という固定観念を捨てないといけないようです。
 こういう場合は、子供の発達障害の症状の本を読んでみて、「子供だと、こういうことをするのか、それが大人になったら」というので、考えてみるのもいいそうです。いきなり、大人の発達障害の本を読んでも、一般人とどこが違うとなってしまうようですが、子供の発達障害の実態を見て、それで、そばにいる「当事者」は、これのどこの部分がのこってしまっているのだろうか?と考えていくのも、いいようです。

 ただし、自閉症の症状が重い人の中には、自分の状態に違和感がない人も多く、常に被害者意識が強すぎて、周りの人の言葉も優しい言葉以外は受け止めず、自覚がない人もいるために、自覚が出る状況まで、待つしかしょうがない人も多いようです。自覚が出る状況というのは、ものすごいトラブルになる、たくさんの人に、「迷惑だ」と言われるぐらいの状況になる、などまでいっていることも多く、大変な状態になっていて、修復も不可能な状況になっていることも多いようです。その場合は、あまりに難しい時は、距離を取ったほうがいいでしょうという「専門家」も多いようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医