一般人でも多いのですが、「そこはスルーしよう」という取捨選択ができないケースもあります。人によっては、言葉がわかりにくく、会話がスムーズに行えないのは、障害があってもなくても、よくあります。一般感覚のある、症状が出ていない定型発達の人は、どうしているかというと、「この言葉は聞き流したほうがいいな」という言葉はスルーしています。ところが、ASD、ADHDの「当事者」の書き込みを見ていると、いちいち気にして、突っかかっています。たぶん、まだ、自分の症状のことも知識不足だし、その症状を「周辺者」がどうとらえるかということも、知らないために、「あなたたち、ひどいわよ。失礼よ」という書き込みで、アスペルガーの当事者に対して、困っていることを話しあうような書き込みの場で、自分の主張を書いているのも見かけます。そして、書き込み方が、ものすごく難しい言葉が使ってあって、問題の論点がずれていて、というものが多いです。
発達障害の人と、発達障害の人以外の人は、そもそも話し合うのが困難だからこそ、トラブルになりやすく、障害の症状の勉強をしていないまま、感情の処理も、学んでいないままでは、言い合いになるだけのようで、どちらのマニュアルも、まだまだ、整っていないのが現状です。理由は、発達障害のことについて、法律が変わって、発達障碍者支援センサーができて、まだまだの状態だからのようです。
大人向けの感情処理も含めたマニュアルがあったら、たくさんの人が助かるような気がします。ソーシャルスキルトレーニングの本などには、「アスペルガーのことで、怒ってもトラブルが続くだけです」程度の文章で済まされていますが、ほとんどの皆さんが一番困っているのは、対応方法ではなく、自分の障害の状態、障碍者との感情の落ち着かせ方のほうじゃないかと、書き込みを見て、いつも感じます。
感情処理のほうは、マニュアルよりは、発達障碍者、発達障碍者の家族などが書いた、自伝本のほうが役立つかもしれません。自助会に参加するにも、不安も大きいし、言うのも、どうかと考えるだろうから、なかなか感情処理は難しいのが実態のようです。
専門家が書いた、実態本を読み、発達障碍者たちの目線で描かれた自伝本を読み、そうやって、相手の感情を知って、気持ちを落ち着けるのに使うのもいいのかもしれません。
発達障害の「当事者」のほうは、共感する部分が弱いため、発達障害者の家族の書いた自伝本は、読むと傷つきやすいかもしれないので、気を付けたほうがいいかもしれません。「当事者」が傷つく心をいやすには、精神科医やカウンセラーにお願いしたほうがよく、障害の症状をしっかり知って、そして、周りがどう思うかを無理しないで、把握して、対応方法を学んで、トラブルを減らしていくしか方法がないようです。自分の障害のつらさを、わかってもらいたい場合は、発達障害の症状に悩んでいる「周辺者」には、求めないほうがいいようです。