質問されて、返答に困るアスペルガーの「当事者」が多いようです。理由は、質問の意図が伝わっていないから。長い質問だと、
「どこが一番重要?」
「どういう意味?」
「なぜ、そんなことを言うの?」
「また、私は失敗したのか?」
「あ、それより、あっちが気になる」
「そういえば、それに関連して、昔、こんなことがあった」
「お腹が空いてきたなあ」
「あ、こんな時間だ」
「コーヒーをコンビニに買いに行こう」
のように、関係があることや、ないことが「当事者」の頭の中を駆け巡るらしく、黙ってしまうか、ちぐはぐな答えを出して返事をしてしまいます。これを防ぐには、「周辺者」のほうが歩み寄るしかないそうです。「当事者」は、わからないときは、はっきりと「わからない」と言わないと、「黙認した」と「周辺者」に勘違いされて、そのまま進んでしまい、取り返しのつかないときになってから、「わかってなかった」「変更してほしい」と言ってしまって、トラブルになることもあります。
ADHDの「当事者」も聞いていないケースが多く、気が散りやすく、忘れてしまいやすいようです。
確認はとても大切で、「当事者」は、「わかったふりをしない」「わかったつもりでも、確認しよう」と心がけたほうが安全です。「周辺者」は、何度も確認するしか方法はありません。チェックシートを作って、あらかじめ渡す。作業計画書を作って、何度も確認する。などの安全策を取るしかありませんが、時間がないケースもあるので、状況と時間に合わせて、できるだけ確認を心掛けたほうが安全です。基本的には、「相手は理解できていないだろう」「忘れてしまうだろう」と思っておいた方がいいようです。