始めに

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本が読めるか、読めないか

 発達障害の中のLD、学習障害の症状を持っていると、「本が読みづらい」「本の理解が遅い」「補助で説明してもらって、初めて、イメージをつかめる」などの状態になりやすいそうです。併発しやすい障害ですが、学校卒業をしていて、就職していても、軽く、そういう症状を持っていて、自覚なかったと言う人も、ちらほらいるようです。そもそも、他者との違いを意識すらしないASDの人だと、違和感なく、その年齢まで来てしまうケースも多いようです。「相手がおかしい」「周りは天然だと、俺のことを言うけれど、俺は天然じゃない」と言ってしまう人も多いようです。
 本が読めないと、自分の症状の勉強が、ほとんど進みません。そもそも、共同作業すら、できません。資料を渡して、相手にイメージを伝えようとしても、正しく伝わらないことも多いため、トラブルだらけになります。本が読めるか読めないか、ここの部分も重要で、それができない、苦手の人だと、共同作業は難しくなり、家族やグループ、同僚との意志の疎通が図れないし、役割分担も割り振れない。そんな状態です。
 できる範囲だけやってください。と言っても、自覚がないので、「お前が悪い」と言い張る、「当事者」も多いので、「周辺者」は困り果てます。本が読めないことが気づいたら、その人は、主張するのをやめてもらいたいのですが、「当事者」本人は、「相手が悪い」「お前のほうが、おかしい」と思い込んでいますから、トラブルになったら、責任転嫁されて、大変となります。
 資料を見せて、共同作業ができない場合、自覚しており、カミングアウトしているケース以外だと難しくなるため、同僚の人が、困っていて、インターネットなどに相談している件数は、計り知れないぐらいあります。家族の相談もとても多いです。

 大人になってしまっており、今更、脳の部分について、どうしたらいいのかという状態になります。発達障害以外の人だと、発見されやすく、目が見えないなら、見えないなりの行動を、足が動けないなら、動けないなりの行動を考えてくれますが、脳が一般的と動きが違うから、「あまり動かないで」「リーダーシップは、あなたは取れない」「主張されてもこまる」と周りから言われても、脳は見えないので、「当事者」は自分が正しいと思って、動いてしまいます。その動きの範囲は、その現場で手探りで作り上げていくしかないのですが、それすら聞く耳を持たない「当事者」も多いので、お手上げとなり、距離を取るしかしょうがなくなるケースも多数。

 本を読めない人は、動画などを見るしかしょうがなく、参考動画などは、まだまだの状態です。国が、そういう動画を発信してくれたらと思いますが、差別などにつながりやすく、デリケートな問題ですし、難しいのかも知れません。本が読めない人だと、症状把握と、対応を学ぶスピードは確実に落ちると思うので、寛解状態になるのが、かなり遅れることになるかもしれません。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医