始めに

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説明を省く癖がある

「これをするのは初めてです」
「××を見るのは初めてです」

 こう言われたら、「周辺者」は、それに関するものすべてが初めてだと思います。「当事者」のほうは、限定的に考えていることが時々あります。ある条件の下にやるのが初めてだとして、それでも、「初めてです」と当事者が言ってしまい、「あれ?」と感じます。ところが、これがASDの脳の症状がある人にかかると、「本当に初めての経験となる」らしく、トラブルの素になります。よくよく確かめてみると、似たような経験は、している。ちょっとだけの変更程度、手順が逆になっただけ、それでも、ASDの当事者からすると「本当に初めてなんですよ」と感じるらしく、それで、「嘘つき。前やったくせに」となって、戸惑います。

 この逆バージョンで、思い込んでいて、相手に条件の部分、細かい説明を省いて、省略しすぎて説明して、「なんで間違えるんだ!!」と「周辺者」に怒ることもあります。確認すると、明らかに当事者が間違えています。「周辺者」からすると、あきれかえるぐらいの、言い逃れやいいわけに聞こえます。ここで性格が影響し、すぐに謝れる、確認する「当事者」だと、トラブルまで行く前に修正ができる。「お前が悪い」と「周辺者」が悪いと思い込む「当事者」だと、永久に修正は不可能になります。

 自覚があるかどうか、これがとても重要らしく、あとは、修正してくれる「周辺者」が多いかどうかも関係あります。一対一で、二人しかいなくて、立場が「周辺者」が弱いとなると、上司とか、家族、親族の年長者、グループリーダーとかだと、大変になります。

 こういう場合は、共同作業はできないため、関わりを最小限にして行くしか方法がないらしく、お医者さんも「そういう人の場合は、ほとんど説明しても効果がなく、薬も飲まなくなり、行動療法も効かないし、無理でしょう」と、説明されるケースも多々あるようです。

 意志の疎通の図れないケースは、自覚がない「当事者」だと要注意のようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医