始めに

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社会適応前だと難しい

 発達障害の人は、できない範囲がたくさんあります。このできない範囲を頼むとき、「お前がやれ」「おまえのせいだ」と言ってしまう人もいます。症状から、言ってはいけない、命令してはいけないということも気づけない人もいるようです。ところが、
「この部分はお願いします。自己主張しません。できる範囲はきっちりやります」という性格の発達障害の人もいるようです。ここまで来るまでには、症状を理解して、周りとのかかわり方も勉強して、自己主張していい範囲としてはいけない範囲もわかって、周りに頼りすぎることなく、説明してもらったら、やりますという態度の人だと、周りも安心ができます。社会適応ができている発達障害者というのは、こういう形が多いようです。

 社会適応前の発達障害者は、
「これもやって」「どうせ、できないし」「なんで、怒るの?」「最初から説明してくれたらいいのに」「できないのだから、あきらめてくれたらいいだろう」など、言い訳やぼやきに聞こえてしまうことを言い張ってしまうために、うまくいきません。

 できない範囲は依頼をして、低姿勢に頼んだりする方がスムーズにいきますし、できる範囲はできるだけ自分でがんばってやろうとする姿勢がない人だと、助けてもらえなくなるようです。

 発達障害者の人が言い張らないようにするかどうか、ここが最初のターニングポイントなのかもしれないと感じます。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医