アスペルガー、ADHDの人は、自分のペースがグループペースと勘違いしたまま、何年もそれが通ると思っているケースがあります。その後、ものすごいトラブルがあっても、流す。何度も流す。絶対にダメだというところまでいって、初めて、自分がしたことが発達障害レベルだと気づくなんてケースは、ものすごく多いらしいです。理由は、自分が「普通だと思っているから」環境にもよります。家族で似たような症状が出ていると違和感がありません。仕事やどんな場所でも出ていても、「自分い関係ないから、流す」という脳の作業が無意識の行われているらしく、よって、「相手が悪いから、関係ない」と言って、謝らないし、仕事で問題が出ていて、「それも相手が悪い」そんな感じで、年齢が経ってしまうようです。
こんな生活をしてから、いきなり「あなたは発達障害の可能性がありますよ」と言われても受け入れられる人は少ないらしく、「そんなことを言う、お前が異常だ」となって、よほどのことがない限りは、認めないらしいです。認めても、「でも、どこを直せばいいの?」「このままでいいじゃない」と考える脳のため、治らないようです。
登山や、ハイキング、ウォーキングを一緒にすると、自分のペースで動きます。雨が降っていたら、自分の傘だけ出します。周りの人の傘が鞄に一緒に入っていても、自分のだけ出して、歩き出します。なんて、ケースもあり。靴が並んでいて、全員の靴を並べてあげるなんてことはしない人も多いようです。食事を終えて、さっさと店を一人だけ出てしまう。なんてこともする人がいるようです。
子育てだと、マイペースで子供のほうが合わせるというケースが多くなり、それで、子供も、それに慣れているので、アスペルガーやADHDの人は、結婚してから違和感を感じるようなケースでも、「君にほうがおかしいよ」と言ってしまうらしいです。
この状態で、取り組むのは不可能で、診断が出て、そして、お医者さんから行動の説明を何度もしてもらって、初めて、「俺はおかしかったのか」と気づくケースも多いようです。
こういう状態から、気づけない発達障害の人に合わせると、周りの人は、「マイペースすぎる」となり、付き合いきれなくなって、放置する場合が多いです。無理して付き合うよりは距離を取りつつ、この人は自分の見えている範囲しか考えられない脳なのだから、しょうがないと思うしかないらしいです。
ただし、こだわりから、相手に要求するケースの場合は、要注意になります。自分のペースに合わせろという要求や、自分でやる範囲も「そちらがやるんだ!」というケース、そのほか、状況に合ってないことを要求された場合は、できるだけ合わせないようにしたほうがいいらしいです。理由は間違った認知をしてしまって、それが正しいと勘違いするためらしいです。そのほか、条件が違っても、一度でもやってもらったら、「次から、この人に全部やってもらってもOK」と勘違いして、お仕事やその他の対応などでも言い張ったり、大変になります。あまり密接につながると大変なので、できるだけ、本人にやってもらい、適度な距離感を取ったほうがいいようです。