発達障害の「当事者」の人、症状があり未診断の人の書き込みで多いのが、「できないのに、やれるようになるわけがないのに、ひどい!!」と言うものがあります。でも、「当事者」の症状は個人差があり、そして、発達障害の本を読んだだけでは、「周辺者」は、何ができて、何ができないのか、わかりません。発達障害をクローズのまま、もしくは、未診断で、どんな症状なのか、わかってないまま、「手伝ってもらえない。ひどい」と言う書き込みを、よく見ますが、「周辺者」は、一般的なことはできるだろうと思って、言っているので、ある程度は開示しないと難しい状態になります。
クローズのままでいきたいのであれば、「当事者」側から、性格的に、苦手であるということとして伝える努力が必要ですが、自覚があるケースの場合じゃないと難しいようです。診断済みなのに、自分の症状の自覚すらしてない、対応すら学んでない状態の人では、「周辺者」は戸惑うだけで、配慮のしようがありません。
未診断のケースの場合、症状把握すらできてない人も多いので、「私は一般人よ」と言われても、自覚してない場合は、距離を取るしかしょうがないケースも多いようです。症状があると自覚した後、そのまま、症状の勉強をしないままの人も多いようです。そのケースも、「何ができないのか、どこまで頼んでいいのかわからない」というのが、「当事者」の気持ちで、共同作業はトラブルだらけのままになります。
発達障害をクローズで行く場合でも、最低限のことを伝えていく努力までは、身につけておかないと難しく、そのためには、「専門家」もしくは、症状に詳しい身内の人に相談しながら行かないと難しいようです。
「当事者」が症状を把握する。
「当事者」が自分の症状の対応を考える。
周りに伝える努力までは「当事者」が行う。
と言うところまでしてないと、「周辺者」は、手伝ってくれる人は、なかなかできない状況になるようです。「周辺者」の人は、そこまでたどり着いてない「当事者」の場合は、待つか、距離を取るか、必要最小限の関わりにするかを決めないと難しいようです。