始めに

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病気だから、許される?

 発達障がい者のそばにいる人が、「発達障害者が自覚がないし、取り組まないのですが?」と、困って、お医者さんに相談する場合、お医者さんの意見で多いのが、「数々のトラブルは、病気なので許してあげてください。あきらめてください。ただし、責任まで引き受ける必要はありません。あなたの範囲だけを考えていきましょう」というもの。「当事者」「周辺者」の人が、それぞれ「お医者さんに、そう言われました」という書き込みが多数見られました。そして、それに対して、「でも、障害で困っているのに、いったい、どうしたら?」というものが多くみられます。

 自分が発達障害者ではなくても、仕事や環境によって、近くにいるため、影響を考えないわけにはいかず、現実的に、すぐに「はい、諦めます」「はい、もう考えないようにします」「はい、距離を取ります」「今から、付き合うのをやめます」といえる状況のほうが少ないので、「????」となりますが、発達障害の実態を知るうちに、自分の要求はほどんどかなえられない現実を知ることになり、「発達障害者の人に、せめて、この程度ぐらいは、してほしい」というハードルもどんどん下がり、「あきらめざるを得ない」というのが実態のようです。「許すというより、許さないといけない状況を受け止めるしかない」という感じのようです。

 実際に、許したくないレベルのトラブルもたくさんあったり、中には、発達障害者から、社会基準レベル以上の過剰な要求をされたりして、「それを許していたら、大変なことになる」というものもあるために、判断が難しいですが、それらすべてを「病気だから、許される」というのは、さすがに、通用しない場面も多いようです。それらを判断に迷ったら、お医者さんや、発達障害に詳しい人に相談しながらも、決めるのは「周辺者」のほうになるようです。

 病気だからと言って、許さないといけないというのをすぐできるほうが難しいのは、インターネットの相談件数と内容で、ほとんどの人が難しいと考え、ゆっくりと時間をかけて、気持ちの整理をして行くのがいいのかもしれません。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医