始めに

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人間関係の調整

  グループごとに、どの程度関わっているのが違っていますが、関わっている人との調整も必要なケースも多いです。「当事者」は謝罪と依頼の方法をまとめておいた方が安心ですし、「周辺者」は、これから、どうしていくのかの根回しと理解を頼まないといけないケースもありますし、理解してもらえない関係者も、かなりの数にのぼります。助けてくれない人も多く、それらを割り切っていかないといけないし、諦めず、頼んだり、説明したりも必要だったりします。孤立しやすいのが、発達障害の症状の特徴で、「当事者」側が孤立する場合もあるし、「周辺者」の誰か、もしくは、複数で孤立するケースもあります、バラバラの人間関係となり、それぞれの主張が強すぎて、まとまらないケースもあります。理解してもらえない場合も、してもらえる場合も、それの関係調整が必要になり、それも話し合いが難しい場合も多いです。それは、症状があるかどうかだけじゃなく、本人の性格と環境と、こだわりと、余裕など、いろいろなケースがあります。できれば、そういうケースの対処に詳しい精神科医の先生に、グループカウンセリングをしてもらうのが一番、安心で安全ですが、そういう人に巡り会えない、診てもらえないケースが多数です。自助会で説明しても、遠慮は言えないこともあるため、守秘義務も怖いため、言いづらいこともおおいので、それでも、難しいなら、自分の状態に合った本、インターネットのブログ、サイトなどを探して、解決の糸口を見つけたりして、考えると言う方法もあるようです。

「ごめんなさい」「お手数をおかけして、すみません」「ありがとうございます」

「お時間を取らせて申し訳ありません」「できるだけ気を付けたいと思います」などの言葉を普段から、適切に言えているかどうかで、違ってくるようです。

謝罪方法を考えよう

  謝罪方法を、ケースごとに考えていく必要があります。これを重ねていくことによって、今まで、助けてくれなかった人、症状を知って、様子見で近づけなかった人も、「少しは大丈夫になってきたのかな?」と、「当事者」の心の状態を見ています。ただし、症状が重すぎる人の場合は、判断が偏りすぎているケースも多く、育った家庭で教えてもらえなかったり、育った家庭があまりよい環境と言えず、問題がある対応方法を続けていたりして、認知がゆがんでしまっている場合もあります。大人になってから発見されているケースの場合は、社会スキルを自分で身につけないといけないため、謝罪する必要が、まず理解してない場合も多いため、本を読んだだけでは分からない場合は、理解してくれる、判断が安心できる「周辺者」に頼み、謝罪方法を一緒に考えてもらい、それらをノートにまとめ、自分のためのマニュアルノートを作った方が安心です。

「前も間違えていたよ。また、間違えたの?」と言われた場合、

 「そのときは、迷惑をかけていたならごめんなさい。どうしても、理解できなかったり、おなじことを繰り返してしまうから、間違えてしまってごめんなさい。できるだけ、気を付けたいと思っているけれど、また、やってしまったら、注意してください。ごめんなさい」

「説明したのに(注意したのに)聞いてなかったの?」

 「ごめんなさい。一度にたくさんのことを言われると、情報を整理するのが苦手だから、ゆっくりと少しずつ、説明してもらえると助かります。メモを渡してもらえるとありがたいです。ごめんなさい」

 

 これ以外にもたくさんのケースがあると思いますが、謝罪の言葉は、発達障害の症状を勉強した後でも、一般感覚とずれて、さらに環境によっては暗黙の了解基準がバラバラなので、その場所に合った方法がよいケースも多く、その都度、安心できる理解してもらえる人に相談して、謝罪方法を考えた方がいいようです


*謝罪する必要がないと「当事者」が言い張るケースも多数あり、そういう人の場合は、よほどのことがない限り、謝罪しないまま終わるようです。謝罪できない人と、どうやって付き合うか、どこまでサポートするかは、「周辺者」が、その都度考えて行く必要があるようです。


嫌がらせ、パワハラがあった場合

  嫌がらせ、パワハラがあった場合、よほどのことがない限り、元に戻ると言うことがなく、それは発達障害の症状を持っている「当事者」がしてしまっているケースもあるし、周辺の人が理解がなく、無理矢理従わせようと「周辺者」が起こしてしまったケースもあるし、両方もあるし、そして、これらに対して、歩み寄ろうと「当事者」「周辺者」の両方が思わないと、難しいようです。片方が思っていても、なかなか修復できず、それらの改善は数年、改善する気持ちが片方がなかった場合は、これ以上改善しないのが、これからも続くと、想定して動いていくことになり、改善しないままなら、どうするかを「当事者」「周辺者」が決めます。改善しない側は、そのままでいいだろうと思い込んでいるため、話し合いでは難しいため、どうしようもない状態の人として扱い、それで、行動を決めた方がいいようです。

 改善したいと提案された場合、「当事者」「周辺者」の嫌がらせ、パワハラを受けた側が、まだ、やり直せると思った場合は、修復が必要になります。ただし、トラウマがあるため、なかなか進まないようです。さらに、「当事者」「周辺者」両方に、取り巻く人間関係があり、それらの人たちの理解が得られるかどうかでも決まってきます。主体となる二人、もしくは数人の気持ちでまず考え、その上で、その周りの取り巻く人間関係の人たちとどうするかも考えていかないといけないようです。ただし、嫌がらせやパワハラをされた側は被害者意識が強く、なかなか、謝罪しても、改善しても信用せず、それで終わりと言うケースも多いようです。ケースバイケースですが、主体的被害者に当たる人の気持ちがどうするかで、まず、決まり、それ以外の人たちの根回しも必要なので、それらを全体的に考えた上で、どうするか決めた方がいいようです。

お互いの思っていることをまとめよう

  発達障害の症状を持っている「当事者」その周りにいる「周辺者」お互いに価値観が違うため、育ってきた環境も性格も違うため、理解するのが、かなり難しい状態です。お互いに思っていることで、これだけは話し合いが必要だと思う部分を抜粋し、さらに、その中で順位を付けて、話し合ってみるのもよいようです。

 話し合いだけじゃなく、紙に書き出した方が整理しやすいらしく、ただ、そういう面倒なことはしたくない、もう疲れ切っていると言う場合は、この部分は、ほどほどにして、ゆっくりと進めて行った方がいいようです。

 この部分は、ASDの人もADHDの人も、よほど有能な人じゃない限りは、情報がごちゃごちゃになりやすく、紙に書き出して、お互いに思っていることを整理すると言う方法を使う方がよい場合もあるし、自分たちの状態と気持ちに合わせて、そのつど、まとめたり、話し合ったりした方がいいようです。

妥協点を見つけよう

  妥協点が見つからない。そのためにすれ違う。発達障害の症状の勉強は、かなり進んでいて、発達障害症状を持っている「当事者」も取り組んでいる場合は、妥協点を見つけていかないといけません。言い張ってしまっているケースの場合は、その場合の妥協点も見つけないといけません。言い張る部分は性格と家庭環境が多く、ただし、発達障害の症状を持っている「当事者」のそばに、ずっと居続けて、疲れ続け、妥協し続けてきた「周辺者」だと、もうすでに、「たくさん妥協してきたから、もう勘弁してほしい。やりたくない」と言う状態になっていることも多く、今まで妥協し続けてきてくれたから、そのままでいいよねと勘違いしている「当事者」も多いため、この辺のすれ違いも、話し合いだけじゃなく、紙に一覧を書き出して、どうするかを客観的に眺めてもらい、不満点、こだわり部分も書き込んで、と言う方法をしてみたりして、探してく必要があるようです。

 この妥協点を見つけるのは、「当事者」「周辺者」の性格と育った環境で、違ってくるので、他の人では、見つけられず、なかなか進まない場合は、精神科医の先生に相談して、ファミリーカウンセリングなども方法の一つのようです。後は、参考になりそうなサイト、本などを読んで、妥協点の解決方法を探ったり、時間をかけて、話し合いをしていく方法を使うようです。

味方を見つけよう

  発達障害者の周辺にいる人は、周りの人に理解されずに、孤立しやすいです。そのため、言えなくなり、だんだんと気力が下がり、自分で解決できず、かといって、精神科医、カウンセラーの人に相談する内容は限度があり、自分で判断しないといけない範囲だらけ、説明と謝罪、対応、根回しなどに追われて、疲れ切ります。そういう状態に、理解してくれて、味方になってくれる人がいないと、疲れ果てます。そんな人はいらない、楽観的で、そこまで親身にならないので大丈夫という人もいますが、真面目であれば、責任感が強ければ、その辺は、背負ってしまい、大変になりますので、背負いすぎず、話を聞いてくれて、愚痴を言ってみたり、疲れたといってみたり、大変だねと共感し合えるような味方を見つけた方が、心が持ちます。自助会などで、知り合ったり、発達障害関係のグループや団体、施設などで知り合って見つけたり、など、それも、難しいなら、自分の近くの信頼できる人に、味方になってもらえるようにした方が安全です。ただし、味方になってくれると言っても、自分で決めないといけない範囲は、これからも続くし、他の人に相談に乗るのも限度があると言う部分は、割り切る必要があるようです。

心の安らぎが必要

 めどが立ったとはいえ、この時点で疲れ切っています。処理しまくり、トラブル対処方法を本や資料、サイトを見ながら、模索しまくり、謝罪しまくり、関係各所に根回しをして、そんなことをし続けて疲弊仕切っているケースも多数。支援疲れもあり、本当なら、そういう大変さを理解している精神科医、カウンセラー、発達障害者支援センターなどの人が、受け止めてくれたり、これからの指導をしてくれたりしたら、よいのですが、そんなケアプランは受けられないのが実情。そもそも、大人の発達障害専門の精神科医、カウンセラーが、まだまだ少ないため、争奪戦となっており、少しは知っていますと言う精神科医、カウンセラーを探して、でも、そこでも、相性があり、「ここまでケアしてほしいのに」「ここまで指導してほしいのに」という要望に応えてくれないケースも多く、そういう場合は、肩の力を抜くために、いったん、それから、心だけでも、できれば、物理的に離れて、心を安らぎを得た方がよいようです。自分に合った自助会を探すと言う方法もあります。自助会によっては、弱さをさらけ出したり、具体的に対応策を考えたい、聞いてみたいという人もいるし、そう言うので、自分の今の心の状態に合ったものを選ぶというのも一苦労で、それすら気力がない、もしくは勇気がないという場合は、具体的な解決策が書いてあったり、発達障害の家族向けの具体的な心に寄り添う内容の本を読んでみたり、支えてくれる人を見つけたり、心の安らぎを見つけて、いったん、リセットして、気力が沸くようになるまで、待つ必要があるようです。

修復が必要

  発達障害の症状が、かなり情報整理されて、「当事者」「周辺者」両方が、対応方法まで、なんとなく分かり始めたところで、今までと違う形で関わっていく必要があり、発達障害の症状が出ている人は「周辺者」にサポートを頼まないといけないことが続きます。それを理解している「当事者」で、謝罪ができそうなら、謝罪方法をレクチャーしていきます。助けてくれそうな人に、謝罪することとなり、助けてくれそうもない、でも、一応、謝っておいた方がよいケースも多いので、その辺は、「当事者」は、分からない場合があるので、「周辺者」で、理解してくれて、指導してくれそうな人に判断してもらう方が安心です。そして、理解者の数を増やしていかないと、回っていきません。ただ、発達障害の症状を持った「当事者」の周りには、いろいろなタイプの人がいて、その人を利用していたり、その人に対して、間違ったことを言ってしまう人もいるので要注意です。よい人ばかりではないため、うまく距離が取れたらいいのですが、そういう部分でも、いろいろあり、家族や友達、会社、学校の人、何らかのグループの人など、修復しつつ、関係を見直しが必要で、そういうことを考えて、ゆっくりと行動を変えていくと、助けてくれる人もいます。

 家族、親族の場合は、症状を持った人が複数いたりするため、修復作業にも気を遣います。理解力がある人ばかりではなく、症状を持った人が、取り組んでいる人にいろいろ言ってきたりもありますし、関係も複雑になっているため、その辺も考えて、「周辺者」の中で安心できる人に相談しつつ、「当事者」は、周りの人のサポートしてもらえるようにしていく必要があるようです。

取り組む姿勢も、優等生、普通レベル、問題児に分かれる

  発達障害の症状が出ている人の、取り組む姿勢は、優等生レベルの、自立して、自分でどんどん調べ、取り組んで、がんばって、かなりの知識と取り組み度の人がいるそうです。著作物(本、ブログ、サイトなど)がある人は、このレベルのようです。でも、このレベルの人の場合は、問題が出ている部分が意思の疎通が図れないという部分が多く、日常生活でトラブルを起こす部分の範囲が少なめのようです。このタイプだと、周りの人達も助けますし、周りの人達も賢かったり、生活レベルも高く余裕があったりするようです。このタイプ向けの本も多いようです。

 普通レベルの取り組みの人。ここに含まれる人が大多数のようですが、ここに含まれる人は、症状に気づかない、もしくは小さい頃から家庭環境が安定しており、教えてもらって、問題点が改善されたりして、問題が出る部分は、意思の疎通が図れない、どうしても苦手な行動がある。などが多い。このレベルの人の場合は、症状のレベルに合わせて、周りの人に合わせて、本人の性格が良いかどうかで、決まってくるようです.このタイプ向けの本が、一般的な発達障害者の解説本となるようです。

 症状が出ている「当事者」の性格にもよりますが、「周辺者」は、優等生と普通レベルの人とは、がんばれば、衝突があっても、なんとかやっていけるようです。

 問題なのは、問題児レベル。お勉強が元々できない。覚えられない。やる気もない。依存してしまう。逃避する。怒ってばかりいる。賭け事など、やり過ぎて金銭まで圧迫する。浮気ばかりする。金銭で問題が出てしまって、改善するように提案しても言うことを聞かない。このレベルの人は、「周辺者」は関わることが難しいと言われています。お医者さんも、面倒を見てもらえないケースが多いそうです。お医者さんが扱っているのは、優等生タイプ、普通レベルタイプの人になり、問題児レベルだと、一応、面倒は見るけれど、やる気がある人だけ。となっているようです。この部分も参考にして、「周辺者」は、「当事者」との関わりを決めたほうが良いみたいです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医