切り替えられる何かを探す。これが、なかなか無いんです。ゲームしたり、好きなことをしたり、旅行したり。それらをしても、楽しめる心になれない。
発達障害者の場合、切り替えても切り替えても、現状維持か、元に戻りたがる。それだとトラブルは減らない。そんなせめぎ合いが続きます。無理せず、ゆっくりと、関係を修復し、新たな関係を作っていくことをしないといけませんが、足並みは揃いません。「当事者」「周辺者」のどちらか、気持ちを切り替えたいと思ったほうが、先に取り組みます。発達障害者の中には、「切り替えたよ。あとは君を待ってるだけだから」と言いながら、何も切り替えなかったり、切り替えたつもりで、全然、変わってなかったり、変わったつもりでも、「そこも違う、あそこも違う」と状況に合ってなかったり、早い話が、世間一般の人が発達障害者に期待するような基準を超えられる人のほうが、ほとんど居ません。切り替えたつもりでも、切り替えてないように「周辺者」は感じてしまうレベルの人が多いようです。療育をしても直らない子供も多いのだから、大人になっていたら、まず無理で、諦める基準を考えないと行けなくなります。様子を見ながら気持ちを作っていく形になります。これがリセットの方法の一つ。状況を変えつつ、心もリセットしつつで、ゆっくりと進めるしかないようです。その上で、楽しめる何かを探しつつ、リセットできるようにして行き、ゆっくりとリセットされていくようです。