始めに

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まずは、休もう

 修復プログラムと言っても大げさじゃなくて、たいていは、グループがあると、必ずと言っていいほど意見が食い違うことが出てくる。最初から、話し合える人だと、そもそも、トラブルの数も少ない上に、自立している同士なら、トラブルになる前に食い止められます。ところが、「当事者」もしくは、「周辺者」が折れないとか。片方が折れまくったあげく、責任転嫁だらけとか、もう、グループとしてすでに破綻しているケースまで行けば、グループ状態は維持する必要は無く、グループとして無理して合わせず、時たま合流程度でいいのかなと思います。このケースなら、最初に結論が出ているので、修復プログラムは要らないか、必要最小限でいいのかなと、お医者さんなどには指導されるケースが多いようです。

 発達障害者が自分の症状を把握してない上に、性格が言い張るタイプだと、たいていは、すぐには受け入れない。受け入れたとしても一時的、もしくは一部。その状態で、グループのことを模索していくことになります。たいていは、言い張る状態の「当事者」が多いからこそ、トラブルが減らずに、年齢が高くなっても、そのまま症状が残ったままなので、諦めるところは諦める形が基本となるようです。発達障害の症状を持っている「当事者」の近くに居る「周辺者」の場合は、諦めきれないことがあっても、さすがに徐々に変化していけます。諦めきれないなら、もうグループから離れた方がいいとお医者さんから指導されるケースもあるので、その辺は時が経つにつれて、自分の感情処理と状況で気持ちが変化して行きます。
 でも、問題なのは、自閉症状。これがとてもやっかい。性格なのか、症状なのか、ちっとも取り組まないのに、「権利だけは主張する」「自分の実力に合ってないものを選択したがる」などを続けていき、気持ちの切り替えも難しくなります。と言う事で、無理せず、距離を取るために、まずは休むということをしてくださいとお医者さんやカウンセラーが指導するケースが多いようです。状態と気持ちを合わせていく感じです。たいていは心配事があると、切り替えられないので、休むと言うのを、自分の状況に合わせて、罪悪感を持たずに行くのがいいみたいです

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医