「当事者」が、取り組む気持ちが無ければ、なんともなりません。と書かれている、サイトが多いです。一般書店で売られている発達障害者用、家族、同僚用の本には、そんな情報は一切載っていません。一般の本は、基準があり、細かいことが書けないようです。金銭の問題とか、転職を繰り返してなどで、取り組まない発達障害者向けの本を売る(発達障害者の取り組み記録本は別です)ということは、まずありませんから、インターネットや自助会、勉強会などで調べることになります。
そして、お医者さんのサイト、発達障害者の「当事者」、家族、同僚などのサイト、ブログ、掲示板などのコメントには、ほとんど同じことが書かれています。「当事者が、取り組まないので、困っていますが」の後の実態は、読んでいて辛くなるほどです。薬を途中で飲まなくなる、医者に八つ当たりをする、家族のほうが間違っていると怒鳴り散らす、お前が全部やれば、済むじゃないか、我慢するのは、お前たちのほうだ。私が正しい。浮気は許せ。借金ぐらい、お前たちが払え。などなど、怖くなる実態が、たくさん、掲載されています。愚痴や悪い言葉が多いコメントのものを省けば、書かれている文章はしっかりしており、書かれている内容も実体験に基づいているリアルさがあるので、嘘ではないと、読んでいて感じられるものも多いです。
「当事者」がお医者さんに行って、なんとかなるというのは、「当事者」の気持ち次第。中には、家族に頼み込まれて、渋々、お医者さんが診察しても、結局、「当事者」は、聞いてもいないし、理解してもいない、反応がない、怒り出す、などなど、で、うまくいかない実態も書かれています。
なんとかなるのは、発達障害の症状が出ている人が、自分の症状をなんとかしたいと言う気持ちを持っているかどうかでかかってきます.お医者さんに行っても、行かなくても、その気持ちがない人とは、難しいようです。たくさんの回数、「周辺者」のほうが説得や説明しても、無理だと気づいていく、それが実態のようです。