始めに

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世間の目か、自分の心か

 発達障害の症状を持っている人の近くにいる「周辺者」達は、「当事者」共々、誤解されやすいです。世間で、発達障害の症状を知っている人の割合は、ものすごく少ないです。学生時代に、発達障害者が同級生でいましたと言える人の数が少ないからだそうです。職場で出るにしても、噂話程度、実態は、一緒の部署にいて、さらに共同で作業を長時間しないと、わからないからだそうです。
 あいさつ程度、噂程度では、まず、理解してもらえない.理由は、「空気が読めない程度なんだろ?」「ああ、ちょっと天然ぽい人ね」「話聞いてないと言っても、そこまで、ひどくないよな」と自分の近くにいる、おっちょこちょいとか、トラブルを起こす人と比べて、考えるのが自然なので、共感してもらえない。だから、誤解され続ける。

 世間の目を気にするなと本に書かれていますが、「簡単に言ってくれる」と「周辺者」「当事者」の両方が感じるそうです.すぐに、状況を受け入れて、開きなおれる人というのは少ないそうです.自閉症状が重すぎる人で、「周りが悪いのよ」「怒る方が間違っているのよ」と言い張る人は、開き直るというか、気にしないというか、気づけない状態の人も多いそうです。「周辺者」は、そうもいきません。世間の目や心ない態度で傷つきます。気づいてしまうから.今の状況と、それが簡単に抜け出せないことだと。世間の目を気にするより、自分の心を大事にしないと、抑うつになりやすいそうです。
 精神科医の見解では、何らかの障害を抱えている人の家族は、抑うつ状態でいる人が多いそうです。うつ病になってしまうケースもたくさんあると書いてあるお医者さんコメントもありました。

 障害者の場合、行政のケアシステムが充実しているとは言いがたいため、「周辺者」は疲れ切ることも多いようです.支援疲れも起こしやすく、発達障害者は特に、起こりやすいそうです。支える人が複数ならなんとかなりますが、一人だけで、複数の発達障害者、もしくはグレーゾーンの人を支えている家族というのも、よくあります。行政の人に相談して、でも、時々、疲れ切るそうです。

 発達障害の症状が出ており、でも、本人が、病院にも行かず、取り組まないケースは、「自分の心を優先してください」というのが、一般的のようです。

ページの用語

「当事者」ASD、ADHDの症状がある人
「周辺者」アスペルガー、ADHDの周辺にいる人
「専門家」カウンセラー、精神科医