「発達障害かもしれない?」とわかった後、とりあえず、資料を調べ、時にお医者さんに行ったり、でも、迷いが多いのが、発達障害の症状です。けれど、症状の度合い、診断してもらった医師、対応してくれた行政担当者などによって、違いが大きすぎて、「いったい、私はどうしたらいいのだろう?」と迷ってしまいやすい状況になっています。外国だと、小さい時に発見されやすく、国によっては医療現場と学校などが連携されていて、ケアを考えてくれるため、「当事者」「周辺者」は、それに従って動いていくことができますが、日本では、成人の発達障害に対して、取り組もうとなったのが、国の基準が変わったのが、十数年前で、それ以降に、地方自治体に発達障害者支援センターができて、受け皿はとりあえず用意されたけれど、それにかかわっている職員や、お医者さんなどが、「当事者」「周辺者」が安心して任せるレベルにはなっていないのが現状のようです。
そのため、「当事者」「周辺者」は自分たちで、どう動いていいのかを、自分たちで調べないとどうしようもなくなっている状態です。お医者さんは診断と投薬はしてもらえても、行動指導はしてもらえなかったというのも、多いようです。一部、デイケア施設を持っている病院の医師の場合、行動改善指導をしてもらえたというのもあるようですが、やはり、ある程度は自力になるようです。そこで、「じゃあ、自分は、どうしたらいいのか?」を目標を立てて、やっていくしかなさそうです。
努力目標10点コース(100点満点中)
落ち込むのも嫌だし、日常生活が困っていても、別に構わないし、治らないし、行動改善なんて、嫌だしと思っているのなら、最低限の、症状の理解と対応をして、開き直って生きていく。というコースになるのかもしれません。ただし、「周辺者」は助けてくれる人もいますが、ほとんどの人が、「そこまで、がんばらないのなら、困っていなさそうだし、こっちも最低限の付き合いでとどめます」という「周辺者」が多いことを覚悟したほうがいいようです。
努力目標30点コース
あまり、がんばれる性格じゃないし、無理もしたくない。でも、あまり、周りに迷惑もかけたくないので、それなりにやれたらいいと思っているのであれば、自分がしたいと思う程度の症状の把握と、行動をしていき、1~2年ぐらいかけて、気長に、取り組むのがいいようです。気持ちを落ち着け、症状理解に一年。残りの一年で、対応策をやりたい範囲だけやることにして、3年目で、トラブルが減ったらいいなと思って、取り組むのがいいようです。
努力目標50点コース
平均レベルぐらいは取っておきたい。何事も中程度が好きという人のコースになります。ちょっと無理は必要になります。気持ちを落ち着け、症状把握に一年、対応策を考え、覚えていくのに一年、さらに一年かけて、定着させていくコースになります。よって、3年ぐらいを目安に気長に取り組むコースとなり、本や資料に書いてあるもので、自分が一番問題と思っているものと、さらに、できそうなものを取り組んで行くのがいいようです。できなくても、無理をしない。成人となってから、取り組むため3年はかかると考え、1,2年は下積み生活となるため、その間、「周辺者」「当事者」は、トラブル、言い合いになるのは、「障害の症状だから」と思いながら、気持ちを作っていくのがいいようです。
努力目標70点コース
やるからには、平均以上はやりたい人のコースになります。ものすごく気長に4~5年はかけて、取り組んでいくか、それとも、本を読むのが好きだったり、目標に対してがんばれるのであれば、気持ちに合わせて、ペースを上げたり、下げたりして、自分の症状に取り組むことになるようです。気持ちをゆっくりと作っていき、症状の把握もゆっくりと2年はかけて勉強し、その間、取り組めそうなもの、トラブルが起きていて、すぐに対応したほうがいいものを、やっていくのがいいようです。さらに、気になる症状が出たら、追加していく。そうして5年ぐらいかけて、寛解状態になるのを目標に取り組むのがいいようです。成人になってからの取り組みなので、できないことも多いようですが、がんばりたいと思うところまで、やってみてもいいかもしれません
努力目標90点コース
このコースを選ぶ人は、もともと、学習が好きであり、まじめであり、何事も真面目に取り組みたがり、ものすごいまでの知識欲、記憶力、馬力、過集中がある人が多いようです。自分で、どんどん調べてやっていき、どこまでも追及して、自分の欠点を見直し、できる範囲を伸ばし、社会適応ができている人も多いようです。元々、できるため、症状の把握が早い人も多いし、もしくは、粘り強く、とことん調べる人も多いようです。そして、がんばって取り組んで、自分でブログを書いていたり、サイトを立ち上げたり、著作物があったりします。高学歴、社会的地位が高い人も多いようです。
*どのコースも、それなりに時間がかかるのは、説明に時間がかかるからです。さらに、癇癪を起しやすい。パニックになりやすいなど、感情処理も学ぶ必要があるため、そちらにも相当の時間がかかるようです。
残念ながら、自覚がなく、もしくは自覚していても、「どうせ治らないんだろう?」「医者に行っても無駄」「努力する意味がない」「周りが合わせれば済む」「俺がどうしてこんな目に遭うんだ!!」「どうせ、やってもできないんだ」など、開き直ったり、周りに過剰に求めたり、いじけたりしている人が取り組むというのが、なかなか難しいようです。気持ちの切り替えが早い人も多い障害ですが、反対に、ずっと、そのまま、開き直り、いじけ、すねて、なんて人もいますので、ここは性格のようです。性格の場合は、なかなか切り替えられないものなので、そこは「神様の範囲」となり、「当事者」が自覚を持って取り組んでくれるのを「周辺者」は待つしかないようです。