発達障害の「当事者」の人の状態と環境によって、発達障害のそばにいる「周辺者」は徐々に気持ちの整理が付いていく人もいるようですが、パワハラ、モラハラ、何らかのハラスメント、暴力、金銭問題などがたくさんあったりすると、トラウマの状態になったり、中にはPTSD状態までなってしまう事もあるようです。そこまでの状態だと、自助会で癒やされると言うのも難しいらしく、お医者さん、カウンセラーを頼った方がいいケースも多いようです。
パワハラなどは、遺恨が残りやすく、ただ、その遺恨を持ち続けると、不安が募ったり、怒りがぶり返したり、抑うつ状態になったり、感情の起伏が激しくなったりするため、状況の細分化して、一つ一つ整理をしていく方法もあるようです。お医者さん、カウンセラーの方に相談しながら、進めていくようですが、とても時間がかかるそうです。
細分化の方法ですが、恨み、不安、遺恨などは、気持ちに残ったままだとしても、その感情は、そのままで掘り下げず、グループ、そこでの役割、これまでされたこと、してほしかったことも、それも忘れ、一人一人の「なぜそんなことをしてしまうのか」という行動の部分だけに着目し、どうして、そんなことを言うのか、行動をしてしまったのかの背景を書きだして、一人一人の置かれた状況を客観的に眺めると言うのを何度か行うようです。ハラスメントなどをしてしまう人、放置する人、押しつける人、助ける役割があってもしなかった人などなど、一人ずつの分析表を書いて、つ一つ検証していき、次に「じゃあ、その中で、自分は、どうすればいいのか?」を考えるようです。
関係があると思われる人の分だけ分析表を作るようですが、ハラスメントなどをする人が一人だけで、後は関係ないと思われる場合は、一人分だけ書き出し、ハラスメントや暴力などをする人のそばにいて、助けてほしかったのに助けなかった。押しつけてきた、ごまかした、逃げた、など「この人は分析表を作った方がいい」と思った人は含めるようです。
一般のパワハラ、モラハラ、何らかのハラスメント、暴力などのPTSDの場合だと、「防げただろうか?」「また、同じような事が起こるだろうか?」と言う事を考えるようですが、発達障害の「当事者」が起こすトラブルのため、「当事者」が十分反省し、理解し、これからはトラブルは大幅に減るだろうと言うケースはのぞき、この部分は、「防ぐのは難しいし、似たような事は起こり続ける」となるため、トラブルを起こす側のことは、「状況は変えるのは難しい」と仮定して進めていくようです。
周囲に変わってほしい、謝ってほしいという部分は、願いはほとんど叶わないと仮定して進めて行くため、思い出しながら書き出す作業は、かなり辛くなるため、お医者さんやカウンセラーの相談しながら進めた方が良いようです。