発達障害は、本人の努力ではどうすることもできない範囲がたくさんあります。努力して目に見えてよくなるということが難しいのが現状です。根治治療法は、まだないため、症状緩和できる薬は、ADHDのドーパミンの改善のためのお薬ぐらいで、あとは、落ち込みやすい、イライラするなどの気分障害に対してお薬を使うケースがある程度で、残りは行動療法で補っていくしかないのが実情です。認知にゆがみがある場合は認知療法も必要ですし、一般感覚を身につけたり、自分に合った対応方法を学んだり、会話での注意点、普段からチェック体制を怠らない、メモを活用する、なんにでも名前シールを貼っておく、ものの置き場所を決めておく、周りの人に協力体制を頼むなどぐらいしか難しくなります。ADHDの症状の程度によっては、改善が早い場合もあるようですが、残念ながら、ASDのほうは、相当厄介になります。そもそも、自分が一般的な多数派の脳の動きと違う動きをしているということに自覚がない、その脳の動きが違うために、多数派と動きが違ってきてしまい、その軋轢でトラブルが起こるということの自覚がなければ、難しくなります。自覚があっても、「これぐらいは許される」「周りが俺に合わせたらいい」という考えの人もいるため、そこに固執しやすい脳の性質もあるため、大変になります。あまりに行動が、問題が多くなると、「周辺者」は疲れ切り、「支援疲れ」を起こしてしまいます。
発達障害だと発覚する前にすでに支援疲れ状態になっているケースだと、気持ちの立て直しもしないといけないため、最初の段階で、言い合いになり、けんかが多くなることもあるようです。
報われない障害のために、症状が出てしまっている「当事者」も発達障害の周りにいる「周辺者」も、努力したくなくなる、支援疲れを起こすというのは、頻繁に起こるようです。ここをどうするかというと、気持ちの整理を徐々にしたり、疲れ切ったら、しばらく休んだり、無理をしないのがいいようです。報われようとすると、悲しくなるし、むなしくなるので、「報われようとしない」この考えが基本に持っておく必要があるようです。
じゃあ、どうしたら、気持ちが立て直しができるかというと、報われようとすると疲れるので、報われない相手と、どうかかわるか、割り切るか、付き合いきれないと見放すか、距離を取りながら様子を見るか、それでも、がんばろうとするか、それをゆっくりと、発達障害の症状で悩んでいる人たちがどうしているのかを参考にしながら、考えていくしかなさそうです。
報われようとしない、「自分は目一杯努力はしたけれど、障害だったから、通用しなかった。でも、悩んだ分だけ、私は成長できた」と考えて、切り替えられるようになるまで、気持ちを整理をしていくしかないようです。