発達障害の症状が出ている「当事者」で、自覚なし、問題を繰り返し、周りのせいだと言っていたりするケースの場合、長引くうえに、同じことの繰り返しで、カサンドラ症候群、支援疲れになっているケースの「周辺者」は、休むように、本に書かれていますが、その程度では、基本、良くならないようです。
じゃあ、どうしたらいいのかというと、本人が諦める、距離を取ろうと脳が納得する状態になり、さらに、そばに寄らないようにして行くことができるようになるためには、やはり、「発達障害の症状が出てない人に癒やしてもらう」というケースが多いみたいです。共感。「大変だったね」とか、そばについていてくれる人が一人でも居る。「孤立」じゃなく、「つながっている」のが、安心感につながるようです。
優しい人じゃないと難しいうえに、状態を知っている人の方が良く、さらに、寄り添ってくれる、寄り添い方法を知っている人のほうがいいみたいです。カウンセラーで、カサンドラ、発達障害に理解がある人が増えていけば、なんとかなりますが、未だ、お医者さんにしろ、カウンセラーにしろ、「その程度なら」と軽く対応する人が多いみたいです。全否定される行動を長年続けられると心がむしばまれ、気力を失うというのは、囚人と看守の心理学実験などで明らかになっているようです。人間の脳は、不思議ですから、やはり、その状況で絶望を感じると抵抗する気力を失う。それを救ってくれる状態になるのは、優しい人の心。それを身近で得られたらいいのですが、友達、親戚、親は、寄り添い方を知らない。支援じゃなくて、「説教が混じる」共感じゃ無くて、「アドバイスしてくる」という状態になってしまい安い。共感して、寄り添ってくれて、ただ、話を聞いてくれるだけじゃなく、つらさを背負ってくれるような、そんなカウンセリングが受けられるシステムが、日本にあったら、発達障害者も、支援者も、周辺者も、なんとかなるような気がします。アイデアとか、場所とか、そういうことには予算が避けないみたいですが、何か方法があったらいいなと願います